NetMDの悲哀

NetMDというものに対応したポータブルMDプレーヤーを購入してから10年近くが経ちました。PCを使って取り込んだ音楽データを管理できるという、当時としてはかなり画期的な(だと思っていた)システムでした。ここ数年は移動中に音楽を聴くことも少なくなり、あまり出番がなかったのですが、今さら録音できるのかどうか気になって試してみました。

当時使っていたWindows2000はすでに現役を引退し、今使っているのはWindows7。付属の管理ソフト「Open MG Jukebox for SHARP」をインストールしてみたものの、インストール中にエラーが出て正常なインストールはできませんでした。そもそもドライバーが正常に動いてくれません。ならばと、その後継ソフトにあたる「X-アプリ」とかいうのを入れてみても、NetMDを認識する気配はなし。手軽にできる範囲だと、Windows7で古いNetMDを扱う方法は無さそうです…。

仕方ないので普通にMDを録音する方法を考えてみたのですが、MDコンポのCDは壊れていて使えません。となると、ポータブルMDに何らかの音楽プレーヤーを線でつないで録音、という極めて古臭い手段をとる以外に無さそう。うわー面倒くさい。自分で聴くだけならiPodなりウォークマンなりを買えばいいのですが、カーオーディオにはMDがついててそれが一番便利だし。

NetMDなんていう中途半端なモノを買ってしまったのが一番の失敗だったんでしょうね。この直後あたりからMP3プレーヤーが流行りだして今に至ると。ポータブルプレーヤーとしても重いわデカいわ電池持たないわでイマイチでした。高かったのに…。