テイルズオブハーツR

少し前のことになりますが、テイルズオブハーツRクリアしました。DSで出ていたオリジナル版は、CGムービーエディションというキワモノでプレイしていたので、ムービーがアニメになっているだけでもちょっと新鮮だったり。オリジナル版はとてもテイルズには向かないDSというハードながらも意外と高い完成度でした。だから現状でリメイクはいらないんじゃないかと思ってはいたのですが、どう変わるのかも見てみたくて買ってみました。隠しダンジョンなどはまだ途中です。

一言で言えば無難に仕上がってました。数多く入っていた特徴的なシステムはテイルズのテンプレみたいな良く言えば馴染みやすいものに変更されていましたし、妙に多かった嗜虐的な演出もかなりマイルドになった印象です。独特の2D戦闘は完全に別物になりました。もちろんハードの性能に合わせてグラフィックは強化され、道で構成されていたフィールドや面倒だったスピルメイズというダンジョンは遊びやすくなっていました。良くも悪くもイノセンスR以上に無難に丸くなりましたね。遊びやすくて確かにそこそこ面白いのですが、ハーツならではという部分もなくなってしまったのは残念なところです。今から遊ぶならハーツRのほうが取っ付きやすいのは確かでしょう。ストーリーのクサさは大体そのまま。

戦闘ではアニメのごとく吹き飛ばした敵の側に瞬間移動して追撃を加えて、さらに吹き飛ばして…というチェイスリンクというシステムがいいアクセントになってました。最初は無駄に複雑そうに見えましたが、やってみると意外と簡単で爽快感もありました。似たところでヴェスペリアのフェイタルストライクの一閃で十分とも思いますが、これはこれでハーツらしいです。

あちこちで予算少なかったのかなと思わせるチープな部分も目立ちましたが、そこそこ楽しめました。隠しダンジョンの続きなどもそのうちやっておきたいところです。ここまでイノセンスR、ハーツRと来た以上は、やっぱり本命のテンペストRに期待がかかります。不遇の作品をどう復活させるのか、そもそも発売されるのか、色々な意味で楽しみですね。