2005年3月の雑記

2005年3月24日(木):WA4他

随分前に予約したワイルドアームズ4が届きました。家で待ってるだけで発売日の昼に最新のゲームが届くなんて楽なもんです。しかも、DVDケース型メモリーカードケースだの、プレミアムディスクだののおまけ付き。どうせ最新作を買うなら、ちょっとぐらいの値段の差は気にしないでおきます。まぁ、「ちょっと」と言っても、レガイアが買えてしまうような差になってしまいましたが…。

予約特典のプレミアムディスクですが、ジェネの特典ディスクほどションボリな内容じゃありませんでしたが、大したものではありませんでした。一応、オリジナルのムービーと思われるものは入っていましたが、あとはまぁ…。もう一つのメモリーカードケースは…何に使えと? PS2用メモリーカードなんて1枚か2枚で十分なのに…。しかも、試しに入れてみたら外れなくなったかと思うぐらいのきつーい設計…。ついでに入ってた表紙のような紙のも、どうにもサイズが合いませんでしたし。頼むよHORIさん…。

肝心のゲームですが、ちょっと違う…、という感じです。カメラを動かせなくなったことで、どうも見づらいですし、奥のほうに行くと遠近感がつかみにくいです。一本道に近い道が多かったり、戦闘がCTBみたいだったりと、何となくFF10のような雰囲気を感じました。戦闘のルールもまるで別物ですし…。何より音楽が4人体制になっているようで…これは意外というかガッカリというか。さらに、なるけ氏が作った曲もあるのでしょうが…どうも全体的にBGMが空気みたいになっちゃってる気がします。これは本当にワイルドアームズなのかッ!?

何かコンバート特典はチマチマとありましたが、とりあえずほとんどオフにしてみました。最初からバランス変えるのもなんですし…。新しい戦闘は結構難易度高いです。今までの作品は、大体ザコ戦なら適当に戦ってOKなレベルだったのが、ザコの攻撃2~3発で平気で倒れちゃいますし(戦闘後HPは満タンですが)。…何より、ちょっと戻ってみたらいきなりレベル80の敵に襲われるとは(笑)

関係ないですけど、数日前からゼノギアスやってます。いかにも90年代後半なノリで、全然ついていけないのですがどうなんでしょう。戦闘はレガイアと似たシステムですが、多少こっちのほうがフレンドリーな感じですね。マップの見づらさとメッセージの遅さはちょっと辛い…。

2005年3月22日(火):レガイア伝説クリア

幻想2の2周目と並行して進めていたレガイア伝説が終わったのでその感想を。

中古価格がやたらに安かった(480円のさらに3割引)ので購入したのですが、第一印象は、ダサい…。グラフィックとかではなく、ゲームの雰囲気とかキャラクターとか演出とかにそう感じました。説明書やオープニングあたりの主人公から受けたイメージと、戦闘中とのギャップの激しさにはちょっとやられました。

戦闘では、攻撃コマンド入力時に方向キーでコマンドを入力するシステムが採用されており、そのコマンドによって必殺技が出たりするわけですが、はっきり言って新しい必殺技を見つけるのが難しすぎます。強力な技になると、5つや6つのコマンド入力が必要となってくるのですが、何のヒントもありません。5つの組み合わせともなれば、4方向の5乗でパターンは1024通り…。初級クラスの技の、3つの組み合わせを全部調べるだけでもかなりしんどかったのに、これはちょっと無理です。しかも、未修得の技がどれだけ残っているかも分からないので、探す気も失せるというものです。いくつかの技は途中で教えてもらえますが、それでも自力で探すためのヒントはもっと欲しかったものです。また、このシステムのおかげで毎ターン通常攻撃時に6つも7つもコマンド表を見ながら入力するのは面倒でした。一応オートもありますけど、新技は見つけてくれませんし…。

その一方で、このシステムのおかげでボス戦は結構楽しかったりします。コマンドの重複なんかを利用したりして、いかに効率良く攻撃するかを考えてコマンド入力するのは面白いです。行動パターンは読みやすいというより貧弱ですが、中盤以降はボスの全体攻撃が適度に強力でそれなりに緊張感もありますし。その分、ザコ戦の面倒くささが残念でした。終盤なんて戦闘するのが面倒で逃げまくってましたし…。

もう一つの特徴的な(?)システムの召喚はイマイチでした。特定の敵を倒すと、一定確率でその敵を召喚できるようになるというシステムで、他のゲームで言えば魔法みたいなものなのですが、使い込むとレベルアップして効果が上昇するようになっています。一見良さそうなシステムなのですが、そのほとんどが消費MPが異常に多い攻撃系ばかりで使い込むにも使い込めず、回復を除けばそれぞれに大した個性もなく、しかも威力はイマイチという中途半端なものでした。中盤以降に手に入るのはエフェクトもどんどん長くなっていきますし…。育てるとステータスダウンの追加効果が付くのですが、それも限界まで鍛えて20%と小さく、しかもボスにはあまり効かないので存在意義が感じられませんでした。結局中盤以降は攻撃系をほとんど使いませんでしたが、難易度的にも全然問題ありませんでした。どうせなら、成長システムは使い込みやすい技のほうに導入したほうが良かったのではないでしょうか。

細かいことですが、大技やボスの必殺技のような派手なエフェクトの入るものが、処理落ちして効果音と動作がまるで合っていないのが気になりました。どうやら技の効果音が1本だけで録音されているらしく、長い技になると終わりごろには効果音の無いなかでノロノロとした光の演出なんかが入って興ざめでした。PS2でプレイしているせいもあるのでしょうか…?

ストーリーは、ちょっと固有名詞とかが多いですが、ひたすら昔ながらのRPGの王道を貫いていて潔ささえ感じました。ただ、やたら長い序盤から始まり、少しだけ中盤を挟んだ後に長いクライマックスという展開はちょっとダレました。序盤はいつまで続くんだという感じでしたし、終盤に至ってはまだ終わらないのかという感じも…。ワールドマップ上での移動の遅さも気になりました。移動時間自体はそれほど長くならないのですが、狭いマップを無理やり広く使おうとしているのかちょっと辛いです。

割と不満点は多いですが、値段を考えればこんなものでしょう。オプションもそれなりに必要な機能が充実していますし、難易度も低めに抑えられていますし、のんびりと普通のRPGを遊ぶにはいいかもしれません。

2005年3月19日(土):幻想水滸伝1・2

幻想水滸伝2作を立て続けにクリアしたのでその感想など。両方とも、一応2周プレイしてベストエンディング見ました。

幻想水滸伝1

随分前から、いつかやろうと思っていたゲーム。気がつけば発売から10年ほど経過してました。108人の仲間を集めるという話で、一体どんなゲームなのか想像もつきませんでしたが、意外にも普通のRPGでした。

108人の仲間を集めて帝国を倒す、という単純明快なストーリーが分かりやすくていいです。一つの目的に向かってテンポ良く進んでいくのが爽快です。途中のダンジョンなんかも、一部を除けば適度な広さで簡単めのゲームバランスになっており、ストーリーの進行や仲間集めを楽しめるようになっているように思えました。1周目でグッドエンディングを見るのが難しく、2周以上することがある意味で前提とされているだけに、このテンポの良さとゲームの短さが丁度いいです。テレポート手段がかなり早い段階から提供されるので、あちこち見て回るのが苦にならないのもいいところです。

ある意味でメインとなる仲間集めは、ほとんどのキャラがしっかりと探索をしていれば見つかるようにできているのが好印象。さらにキャラが多いだけに、レベルの低いキャラが簡単に成長してすぐにメインメンバーに追いつけるような配慮は嬉しいところです。一方で、常にパーティに参加することになる主人公がかなり強く設定されているのがいい感じです。主人公を外したいと思わせないのはさすが。

戦闘のテンポもなかなかいいです。ロードが短めで、さらに大技を除けば演出は控えめで、状況によっては流れるように連続攻撃を行ってくれるので戦闘がストレスになりにくいです。ちょっと強い相手でも、回数限定で一撃で倒したりできるので楽でいいです。

一方で、変な時期限定や隠し通路の発見などの厳しすぎる条件があるキャラがいるのが残念です。普通に進めていたのではちょっと無理っぽいような…。よほどやり込むか、攻略記事を見ないと108人集合はちょっと厳しすぎるような気がするのが残念な所です。また、せっかく仲間にできるキャラが多いのに、外すことのできない固定メンバーが多く、パーティ選択の幅がやたらに狭いのが残念です。

多くのシステム面はちょっと未完成な印象を受けました。魔法などをキャラにセットする「紋章」が1人あたりたったの1つで、しかもダッシュまでもが紋章に割り振られているのは辛いです。そのたった1つの紋章が固定されていたりするキャラが多いのもきつい。また、多数の仲間のアイテムや紋章を交換するのにも一苦労というのは何とかならなかったのだろうか…。さらに、アイテムの最大所持数が少なすぎます。

後は細かいことですが、本拠地が広すぎます。仲間が増えるのに伴ってどんどん発展していくのはいいのですが、広すぎてどこに何があるのか把握するだけで一苦労でした。せめてショップや倉庫などのよく利用する施設は、まとめて一箇所に設置して欲しかったですね。マップごとのロードがやや長いので、余計にそう感じるのかもしれません。

全体的に見れば、サクサク進める爽快なRPGです。ミニゲームみたいのも負担にならない程度で許容範囲内でした。お気に入りのキャラでパーティを作ったり、はたまた強さを求めてみたりと、割と色々な楽しみ方が可能です。値段の割に結構楽しめました。

幻想水滸伝2

1からのコンバートが可能ということで、一気に2までプレイしちゃいました。PS one Books版を購入したので、説明書が別になってるのが物悲しい…。せめて薄型ケースに合わせた説明書にして欲しかったです。とは言っても、別になってる説明書でもかなり内容は不十分ですし、無理ですな…。

前作からある意味で一番進歩した部分と言えば、前作では各キャラの存在感がやや薄かったのですが、各キャラに関するイベントが大幅に増加しているので、後から見て「君…誰?」ということが少なくなっているのがいいです。さらに装備可能な紋章数などの違いによって以前よりもキャラに個性が出てきたのと、固定メンバーが割と少なくなったことで、パーティ編成の楽しみが増しています。

システム面でも、ダッシュが標準装備されたり、アイテム所持数が多少拡張されたりと、前作をベースにしつつもかなりプレイしやすくなっています。特に、装備可能な紋章数が増えたのが大きいです。これで戦略性も多少増し、ストレスからもだいぶ解放されました。本拠地の店に限り、パーティにいないメンバーの装備も操作できるようになったのも便利です。細かい部分では、前作と基本的な操作が統一されているので、前作からの違和感をほとんど感じずにプレイできました。

前作でできた事はほとんどできる上に、さらに多数のミニゲームなんかも用意されていてボリュームはかなり増しているのですが、追加された要素がどうも蛇足に感じます。料理だの釣りだのとありきたりなものばかりですし。別にやらなくてもいいのですが、最終的にアイテムなどに直接影響してくるので、やらなきゃいけない感じがどうにも苦手です。特に初回プレイ時には、仲間の条件に関係ありそうなものは一通り試すことになるので、ゲーム進行のテンポが大きく損なわれるのが痛いです。

シナリオは、前作のストレートなシナリオに比べると目的がコロコロ変わったり、変に凝っていたりでかえって魅力がなくなった気がします。余計なイベントが多いように感じますし、シミュレーションバトル風になった戦争イベントがまるで面白くないです。前作のような、どんどん突き崩していくスピーディな展開のほうが好きでした。テレポート手段が手に入るのが遅いのと、本拠地がやたらに広いのもあって、前作のテンポのよさはだいぶ失われてしまったのが残念です。ついでに、メインキャラなんかも前作のほうが好きです。

相変わらず戦闘のテンポは早くていいのですが、多少凝った演出が多くなったせいで全体的に前作より遅くなっているのが惜しいです。大技のエフェクト強化はいいとしても、単なる回復や協力技の発動時まで時間を取らなくても良かった気がします。

前作の勢いが良かっただけに、比較すると色々と気になる点がありましたが、相変わらず仲間集めは楽しかったです。結構描きこまれた2Dのグラフィックもなかなか。全体的になかなか楽しめました。

2005年3月8日(火):久しぶりかも

なんか随分間隔が空いちゃいましたね。一応現状維持とは決めたものの、やる気はなかなか戻ってこないみたいです。近々予定している新サイトのほうには結構手間をかけていたりするのですが。こっちは自分の許容範囲を超えてコンテンツが増えすぎてしまった感があるので、新しい方は小ぢんまりとやっていくつもりです。

現在、幻想水滸伝2やってます。108人中107人集まりました。あと1人はすでに手遅れだということが判明しています…。悔しい。

みどりすたいる雑記>2005年3月
最終更新:2005年3月24日 制作:ちょこた