2006年9月の雑記

2006年9月30日(土):ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物

「ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物」をクリアしたのでその感想を。主人公が実体を持たず、様々な人などに乗り移ることでゲームを進めるトランスファーシステムが特徴。

そのトランスファーシステムですが、要するにFFのジョブみたいなものでシナリオの展開にはさほど大きな影響を及ぼしません。乗り移れる体の種類は100ぐらいあり、それぞれに固有の特殊能力を持っている上に熟練レベルみたいなものもあるので、色々と試して育成するのがなかなか楽しいです。戦闘中でもペナルティ無しでどんどん体を入れ替えられる自由度の高さもいいです。熟練度を上げるとパラメータ補正率も上昇し、簡単に熟練度が最大値に達するので、戦闘でのバリエーションを増やすためには色々な体を育成しなくてはならず、結局一つの体しか使わなかったということにもなりません。街で乗り移れる体を探すのも楽しいです。

前作IIIと比べると、移動速度が格段に上昇していたりオプションが充実していたりと、遊びやすくなっています。戦闘中の掛け声や悲鳴を自分で設定できるというような遊び心も入っていて面白いです。図鑑やおまけダンジョンといったやりこみ要素も充実しています。おまけダンジョンはパーティの半数が入れ替えということもあって、やる気になりませんでしたが…。

戦闘のバランスは割と甘めでした。熟練度の低い体でも戦えるような配慮かもしれませんが、強い武器が中盤ぐらいで簡単に手に入ることもあって、その中盤は緊張感が全然ありませんでした。終盤になると多少は戦い方を考えなくてはならないバランスになりますが。装備の入手タイミング(特に鍛冶屋)と熟練度によるパラメータ上昇はもう少し控えたほうが良かったのではないでしょうか。

シナリオも前作IIIほどの強烈なインパクトはありませんでした。特に終盤がものすごく淡々としているように感じられました。それこそ、スタッフロールが流れるまで、最終ボスをちょっと手ごわい中ボスだと思っていたぐらいです。テンポ良くゲームが進行していくのはいいんですけどね。

メニューの使いにくさも気になりました。スクロールして情報を切り替えたりできるのはいいのですが、乗り移れる体が100種類もあるのに高速ページ送りがないのは辛いです。オプションで表示項目を6つの中から選ばなくてはならないものもあり、まだ工夫の余地はあるでしょう。

ちまちまと乗り移った体の熟練レベルを上げていくのが楽しいゲームでした。乗り移った体に関係のある人物に話し掛けて、反応の違いを見るのもまた面白いです。トランスファーシステム以外の部分はちょっと弱いものの、メジャータイトルではなかなかできないような一点に集中したゲームもいいものです。総プレイ時間は15時間程度でしたが、テンポがいいのでボリューム不足も特に感じませんでした。全体的に練りこみ不足を感じますが、それはそれで楽しめました。

2006年9月28日(木):ルナ2 エターナルブルー(SS版)

サターン版の「ルナ2 エターナルブルー」をクリアしたのでその感想を。前作は少し前にプレイ済みです。

システム的には前作とそれほど変わってはいませんが、戦闘が1と比べて格段に面白くなりました。敵のHPはやや低く、代わりに攻撃力が高く設定されていて、緊張感がありつつも間延びしない良いバランスになりました。新エリアに突入した時点ではちょっと強すぎる相手でも、ある程度の攻略パターンを作って適度にMPを消費すれば、それほど苦労せずに倒せるようになるレベルです。無駄に攻撃が分散しないようになったり、歩行速度が高速化されたりしたことで、無駄なストレスがだいぶ抑えられています。相変わらず事前に設定した作戦を1ターンだけ実行する便利なコマンドもありますし、さらに作戦を戦闘中に変更できるようになったのでより便利になりました。

特殊な効果を得られる指輪や紋章を多く装備できるシステムが導入されており、組み合わせてキャラを強化する楽しみが出来たのも戦闘をより面白くしています。特定の組み合わせで大きな効果を発揮するというものが強くて、組み合わせの妙を楽しむというところまではいかないのが残念なところですが。

シナリオはさすがに前作ほどの王道っぽさはありませんが、一本道でベタベタな展開は相変わらずで安心感があります。ちょっと狙いすぎな部分も多く感じましたけど。ただベタベタなだけではなく、前作の話や戦闘システムまでもシナリオの演出に使っているのが凄いところです。さらにはクリア後のオマケ要素にまでしっかりとシナリオが作られていて飽きさせません。今時のストーリー主導の続編ものRPGでも、ここまで徹底しているものは少ないでしょう。

ただ、前作よりも快適性が落ちているのが痛いところです。ダンジョンではボタンを押すと一定時間ダッシュというシステムになり、それ以外の時の移動速度が低下してしまいました。長距離を移動する時は、何度も何度もダッシュボタンを押さなくてはならないのでイライラするし疲れます。メッセージスピードの調整を削除したのも疑問です。町の人の話ぐらいはさっさと飛ばさせてくれてもいいでしょうに。相変わらずムービー時と通常時の音声バランスが悪いのも気になりました。メニューのレスポンスも悪いです。戦闘中に時々ロードが入るのも、せっかく動きを快適にしたのをだいぶ無駄にしています。

戦闘バランスも良くはなったのですが、一部の敵の攻撃力が高すぎるように思えました。最初のザコ戦で2ターンで全滅するぐらいですから(これは1ターン目に強い敵に必殺技をかけるのが正解)。基本的に素早い敵ばかりで、終盤ぐらいになるとパーティ最速のキャラが行動する前に仲間がやられていることもしばしばで、長いダンジョンでは確実に消耗戦になります。終盤にくると状態変化攻撃がほとんど無効化されるため、存在意義が無くなるのも残念といえば残念でした。

前作と比べると、悪かった部分が改善されて良かった点がやや改悪された気もしますが、相変わらずサクサクとシナリオを楽しめます。キャラクターごとのエピソードも充実しており、キャラ好きの方でも楽しめるでしょう。単体でも話は分かりますが、前作をプレイしていたほうが確実に楽しめます。シナリオ重視のゲームにしてはかなり楽しめました。

2006年9月24日(日):スクリューブレイカー 轟振どりるれろ

ドリルを使って進む2Dアクション「スクリューブレイカー 轟振どりるれろ」を一応クリアしたのでその感想を。初のGBA専用ソフトとして選んだのがこれ。ネットでの評判が割と良かったのと、新品が値崩れしていたというそれだけの理由だったりします。

攻撃、防御、特殊移動、ルート開拓などなど、ほとんどの動作をドリルで行うという発想が面白いです。ドリルの操作はLRボタンで左右の回転となっていてちょっと操作も新鮮で、それに連動して振動カートリッジが振動する仕掛けなんかもあって独特のプレイ感覚です。それでいて、ゲーム画面は昔っぽい2Dアクションですし、それほど奇抜な操作を要求されるわけでもなく安心して遊べます。

アクションのテクニックよりも、むしろ探索やちょっとした謎解きなどを重視するバランスなので、アクションがヘタな私でもクリアするのにそれほど苦労はしませんでした。体力アップのアイテムが割と簡単に買えるので、結構ゴリ押しで先に進めたりもします。一部のエリアやボス戦では、最初はどうすればいいのか分からなかったりすることもありますが、試行錯誤すれば大体分かるぐらいの適切なバランスでした。アクションが得意な人にはちょっとヌルいのかもしれませんが。

ただ、通常ステージの大部分は体力が山ほどあるせいで、ちょっと緊張感に欠けます。リトライやセーブ機能も充実しており、とりあえずダメージを喰らいながらでも進んでいけるので淡々とした展開になりがちです。終盤になると一部で覚えゲーになってしまうのもどうかなという気がしました。また、操作やドリルなどの部分は独特なのですが、このゲームならではという特に面白い特徴みたいなものをあまり感じませんでした。スタンダードなアクションということかもしれませんけど。

物凄くハマるというようなゲームでもありませんが、じんわりと楽しいタイプのゲームですので、気が向いたときに1ステージずつでものんびりとプレイするのに丁度いいです。SFC時代ぐらいの2Dアクションが好きな人におすすめです。私は手を出せませんでしたが、アクションが得意な人には高度なテクニックを要求される難易度の高い隠しステージなんかも用意されています。

2006年9月22日(金):TGS

やたら色んなゲームが新発表される東京ゲームショウが行われたようです。PS3の発売前の値下げは全く予想してませんでしたが、これでシェア争いが面白くなってきそうです。さらに20GモデルにもHDMI端子がつくということで、将来性を考えると60Gモデルを買わなきゃならないということもなさそうですし。これって最初に値段が高い印象を与えておいて、後から値段を下げることで値段を安く思わせる戦略を最初から考えていたんでしょうかね。

ソフトのほうでは、それほど興味を持てるゲームはありませんでした。それにしてもアークザラッドの名前がどこを探しても見当たらないのは気のせいでしょうか?それとも見落としでしょうか?心の綺麗な人にしか見えないんでしょうか? ……はぁ。

2006年9月17日(日):すごく気になるお茶

気になるんですけど…ガ茶

ちょっと、いやかなり飲んでみたいんですけど、一発ネタに30本セットはちょっと厳しいですね。そのうち雑貨屋あたりに入荷するのを期待するしかなさそうです。さすがにそれはないかな? その彼、いつの間にやらブログまでやっていたんですね。結構マメですな。

2006年9月16日(土):小説版アーク

古本屋にて105円のアークの小説(集英社のほう)を発見、この値段なら特に買わない理由も無いだろうということで買ってみました。オリジナルのゲームとは設定や展開が大きく変わっていて、アナザーストーリーとしてそこそこ楽しめました。大きく違うのは、ククル視点なのと、モンスターの定義の違いからバトルシーンがほとんどないことでしょうか。最近アーク関係の刺激が少ないので(?)、こういうのも悪くないですね。

しかし一つ読んでみると、いろいろと展開されたアーク関連のコミックやら小説やらアニメやらを見てみたくもなってきますね。置き場所とか探す手間を考えるとなかなか踏み切れませんが…。ちなみに、アーク関連でどんな物が出ているのか軽く調べてみた結果をまとめたページを制作中です。

2006年9月14日(木):Wii

ご存知のとおり、任天堂の新ゲーム機Wiiの詳しい情報が発表されました。12月2日発売で価格は25000円…ですか。PS2が16000円ということと、Wiiのスペックを考えるとちと高くないですかね。

個人的にWii専用ソフトよりも興味があったバーチャルコンソールですが、ソフト一本あたりの値段はFCで500円程度、SFCで800円程度、N64で1000円程度とのこと。これも高すぎるとは言いませんけど、別に安いとも感じませんね。微妙。そしてソフトラインナップは60本程度で月に10本追加とのこと。もっと壮大なソフトウェアライブラリみたいなものを想像していたのですが、そういうわけでもないのですね。これまでのハードを全てWiiに置き換えるまでに何年かかるのやら。参入メーカーうんぬんの表示があったことから、最後まで参入しないメーカーや途中で消えるメーカーもあるでしょうし、古いハードを押入れに片付けるだけの力はなさそうな…。

まだまだ分からない部分が多いのも確かなので続報待ちですが、予定通りに発売後もしばらく様子見を続けることになりそうです。

2006年9月13日(水):スターオーシャンブルースフィア

GBC/GB共通ソフトのスターオーシャンブルースフィアをクリアしたのでその感想を。スターオーシャン2の後日談的なゲームです。プレイ環境はノーマルGBAとスーパーゲームボーイを気分で使い分けていました。

GBソフトをプレイするのはこれが初めてなのですが、スワンよりもかなりスペックの低いGBソフトによくもまぁこれだけ詰め込んだな、という印象です。本家スターオーシャン2の複雑なシステムの多くを採用し、アクションバトルやプライベートアクション(街での会話みたいなもの)も簡易版ながら搭載されています。さらには新要素としてコンボシステムや、フィールドでのアクションなんかも取り入れられていて、とても8ビット機のゲームとは思えないほどの贅沢さです。モンスター図鑑や隠しダンジョンなどのやりこみ要素も満載。

アクションバトルは、攻撃がヒットした瞬間にボタンをもう一度押すことで連続で攻撃がつながるコンボシステムが爽快です。コンボがつながっていくと背景が高速でスクロールする演出が、ハードの制約がある中でも派手な雰囲気が出ていていいです。敵が一体しか出ない上に、並の敵ならコンボだけで倒せるのでテンポも良好です。

ただ、先手を取って攻撃できないと、敵が後出しじゃんけんのようにこちらの攻撃を回避したり潰したりしまくってくるので、一度そういう状況に入ると攻撃が当たるまでひたすらイライラします。やるかやられるかというバランスは大味すぎる気が。ハードの制約か、一人行動を起こすと他のキャラが画面から消えてしまうので、パーティでのアクションバトルの意味があまり無いのも残念です。

スキルでキャラを成長させるシステムも面白いことは面白いのですが、スキルの種類ごとの相性のシステムが複雑なのにヒントが少なすぎて、どう育てればいいのかよく分かりませんでした。アイテムクリエーションはミニゲームで、高得点を出すのがなかなか難しい上に、アイテムを作るたびに毎回ミニゲームをやらなくてはいけないので、面倒なイメージのほうが強くなってしまいました。2では結構ハマったのですが。

ストーリーは良くも悪くもスターオーシャン的な流れでした。パーティは前作に登場したキャラの中から自由に選べる(序盤は人数が少ないが)ので、GB画面のちびキャラにどこまで感情移入できるかがポイントでしょう。2の後日談的な話なので、2のストーリーを知らないと、キャラの個性などが分かりにくいかもしれません。

GBにしてはかなり頑張ってはいるのですが、やっぱり無理があったかなという感じです。2001年発売ということを考えれば、いっそGBAソフトにしたほうが良かったような…。色々と詰め込んだせいか、色んな面で中途半端な感じがしました。細かいことを気にしないファン向けでしょう。なお、攻略本を片手に極めにかかれば、結構遊び応えがあるかもしれません。ちなみに、GBAでプレイするとダンジョンが暗くて厳しいので、GBASPなどを推奨します。

2006年9月11日(月):午後ティーまでも無糖炭酸

午後の紅茶スペシャルスパークリングレモンとかいうのがあったので買ってみました。リプトンの似たような炭酸紅茶の仲間かと思っていたのですが、実は最近流行りの無糖炭酸だったとは。気づかずに買っちゃう人もいるのではないでしょうかこれ。

味はほんのりとレモンティーの味がする程度であっさり。もちろん無糖炭酸ということで、やっぱり後味もものすごくあっさりとしています。紅茶というよりもよりもむしろ、紅茶風味の無糖炭酸ですね。飲みやすいです。

2006年9月10日(日):ぷよぷよ携帯クリーナー

毎月末に行われているぷよぷよ15周年カーニバルのプレゼントチャンスに何となく応募してみたら、残念賞のオリジナル携帯クリーナーが当たってしまいました。で、先日実際に届いたわけですが、実に何の変哲もない携帯クリーナーでした。これってわざわざ送る手間と送料をかけるほどの物かな、と思ったりもしますが、せっかくもらったのですから記念に取っておくことにしましょう。

どうでもいい事ですけど、封筒に一緒に入っていた文書が実に残念賞な感じでした。一部だけフォントが違ったり、一部だけ全角と半角が違ったり、大会の第○回ってのが間違えてたり。いや、本当にどうでもいいことなんですけどね。

このカーニバル版ぷよぷよフィーバーですが、今年の毎月末の1週間限定とはいっても無料でオンライン対戦のぷよぷよフィーバーが遊べるので、フィーバーの体験版として試しにプレイしてみるのには丁度いいですよ。

2006年9月8日(金):アドバンスその4

どうせオンボロのアドバンス本体なら、壊れるまで使ってやろうということで色々買ってきました。まずは箱はボロいけど中身は未使用のバッテリーパック・チャージャセット。もしかしたら電源の不安定さが多少なりとも解消されるのではないか、という期待もほんの少しだけしてますが、多分無理でしょうね。

それとGBA専用ソフトも2本買ってきました。これ以上積んでどうする気だ自分。新品のスクリューブレイカー轟振どりるれろと、中古のアトリエ。アトリエは廉価版が出てるので新品が良かったのですが、ちょっと回った限りでは見当たらなかったのが残念なところです。スワン版のアトリエはやりたくても、プレミアがついて買うに買えなかったので続編でもいいからというわけで。

で、GBA専用ソフトを試してみたところ、GBソフトのスターオーシャンよりは画面が明るく見えるような気がします。今のところ「見えねえよ!」というシーンはありません。バッテリーパックはまだ試していないのですが、スターオーシャンよりもGBAソフトのほうが電源LEDが安定して光っている気がするのは…気のせいでしょうかね。

2006年9月6日(水):アドバンスその3

シビアな現実その1。1000円強で購入したオンボロGBAですが、どうやら電源スイッチもヘタり始めている模様です。POWERランプが緑と赤の点滅を繰り返したり赤くなったりしていたので、新品の電池に換えてみたのですが効果なし。スワンでは電池切れ警告がやたら点滅する時は、大抵電池ボックスのセッティングが不十分な場合だったので、電池を押さえなおしてみたのですがこれも効果なし。試行錯誤している内に、どうやら電源スイッチの接触次第でPOWERランプの点き方が良くなったり悪くなったりするらしいということが分かりました。以前にGBAは電源部分が故障することも多いと聞いたのですが、多分それでしょう。いつまで使えるのやら。

シビアな現実その2。どうにも画面が暗いGBソフトのスターオーシャンをプレイするのに、まるでスワンカラーのように苦労しています。さすがにスワンカラーほど酷くはありませんが、それでも光を上手く取り入れた上に画面が見やすいポジションを保持するので、結構疲れてしまいます。何か良い手段は無いかと模索した結果、スーパーゲームボーイでテレビに映すのが一番見やすいという、痛々しい結論に至ってしまいました。そもそも、スーパーゲームボーイで白黒画面が寂しかったからGBAを買ったという流れだったのですが、見易さにはかないません。結構ダンジョンが多いゲームなだけに、画面が暗いだけで不必要に迷ってしまいますからね。

未だに本体の実力を試すようなGBA専用ソフトは1本も持っていませんし、GBAの運命やいかに? 何か新品で安いのを1本ぐらい適当に買ってみるか…?

2006年9月5日(火):ワイルドアームズ

アークザラッド並みにずーっと追いかけ続けているワイルドアームズ最新作の発売日が12月14日に決定したようです。10周年ということで、ファンブックが2種類にWA1のコンプリートサントラに、アレンジサントラ2種類にと、かなりの数の関連商品が出続けています。サントラあたりは欲しいのですが、これだけ多いとかえって手が出しにくいような…。ピアノアレンジは試聴した限りではちょっと微妙だったので後回しとしても、F以降のサントラも買っていないだけに欲しいCDが5つぐらいあるような。

さらに、もう一つの新作タイトル「ワイルドアームズXF」なんてのも発表されたわけですが。PSP………ねぇ。とりあえず続報待ちということにします。

2006年9月4日(月):ゲームアーツ

最近クリアしたゲームの感想など。ゲームアーツ制作の2本です。

グランディアIII

グランディアシリーズの最新作。ストーリーファンの多い初代グランディアを思わせるような広告で売り出した反動か、ネット上では激しいバッシングを受けていました。私はグランディアXTREMEの戦闘が好きで、ストーリーにはあまりこだわらないのでずっと気になっていたところ、初回限定CD付きの安いものがあったので買ってみました。なお、XTREMEでグランディアシリーズに入ったにわかファンの感想なので、初代グランディアこそ最高と考える古参のファンの方はご注意ください。

最も期待していた戦闘は、新システムの空中コンボの導入でまた一つ進化していました。ちょっと状況をセッティングすれば威力の高い攻撃が手軽に繰り出すことができ、戦闘の幅が大きく広がりました。威力が低くても浮かせ効果のある魔法を選んだり、わざわざ遠くの敵に向かって走らせたりして空中コンボを叩き込むのは、新鮮な楽しさがありました。グランディアIIの時点でほとんど完成し、XTREMEでより洗練された戦闘をさらに躍進させようという試みは高く評価したいです。

IやIIと違ってぬるすぎないゲームバランスも緊張感があって楽しめました。シリーズの伝統として、レベル以外でもスキル等で強くなる努力が有効なのですが、IIなんかは敵の強さがそれにまったく対応してくれなかったので残念でした。今作ではある程度システムを使いこなすと楽になるぐらいのバランスで適正でした。XTREMEでは控えめだった杖の性能が、猛威を振るったII以上に強化されているのにはちょと驚きましたが。さすがに取れる行動の少ない序盤はものすごくぬるいバランスになっていました。

光の処理を多用したマップのグラフィックがかなり綺麗です。遠くまで見渡せる背景や太陽の光、風で舞う草や砂なんかも描写されており、動きを止めて眺めてみるとかなり凄いことがわかります。太陽の位置なんかは狙いすぎてる気もしますが、それでもカッコいいです。それでいてXTREMEほどではないにせよ、高速なロードが実現されているのはさすがです。

ストーリー重視のナンバリングタイトルにも関わらず、以前に訪れた街に戻ったりできるのもいい配慮でした。前作まではほぼ一本道で、戻るなんてことができませんでしたからね。相変わらず街の人との会話や、宿屋での食事会話は見ていて楽しめますので、ストーリーが進むたびに戻ってみる甲斐があるというものです。メッセージの入れ替えが街の半分程度だったり、終盤にきて突然食事イベントが消滅したりといった不満もありましたが。

袋叩きにされているストーリーは、これは仕方ないかなという気がします。ムービーを多用したせいか、伏線や心理なんかの説明が圧倒的に足りず、イベントの過程を飛ばして結果だけを見せされているように思えました。サガシリーズじゃあるまいし。Iなんかはそこらへんを丁寧に作ってあったと思うんですけどね。最初のテーマが空への憧れなのに、結局異世界などがテーマになってしまっているのは残念でした。その空も広さを感じられませんでしたし。まぁ、エンディングまで説明不足を徹底的に貫き通したのは、ある意味すごいですけど。

ムービーも力を入れてつくったのでしょうけど、どうもゲームと馴染んでいない気がしました。街での会話ではパーティメンバーがちょっと大人びた感じなのに、ムービーになると急に言動が幼くなってしまい、どうもイメージが統一されていませんでした。ムービーになると、顔グラフィックとは正反対に目が大きくなるのでそのせいもあるかもしれません。それと、ムービーには字幕ぐらい入れてもらいたかったですね。

確実に進化した戦闘ですが、それでも不満はありました。基本的に移動や攻撃のモーションがもっさりしていて、妙なストレスが溜まります。特に攻撃の遅さはひどく、最初の頃は当たり判定が小さくなっているとまで感じました。コンボならバシバシ攻撃してくれればいいのに、接近→前進→構え→振り下ろすなんてやられては使い勝手が悪すぎます。クリティカルも動作が鈍すぎて、使いこなすのは旧作よりかなり難しかったです。戦闘中に装備武器を変えられなくなったのも、どうしてこういう変更をしたのか分かりません。

また、中盤以降の一部の敵の行動が速すぎるのにはうんざりしました。こういうのはボスがやるからこそ引き立つのであって、早いザコがうじゃうじゃしているのはどうかなと。さらには叩いてもひるまない、浮かないという敵も多数出てきて、パッケージにも書いてある「敵の行動をコントロール」する楽しみが希薄でした。終盤の敵が使うオートキャンセルは、手を出してはいけない領域だったかと。また、旧作および中盤ぐらいまでは、強い敵はマップ上のシンボルで目立つようになっているのに、終盤は弱い敵のおともとして強い敵が出てくることもあり、かなり意地悪でした。

細かいシステムもちょっと退化が目立ちました。スキルシステムはブックでスキルの効果を高めないと役に立たないので、組み合わせの制約にしかなっていませんでした。マナエッグ合成も実に単純なものになり、節約とかを考えなければあっという間に最強魔法が作れてしまうお粗末な作り。そして、強力なスキルや魔法を作り出すためのブックやマナエッグは、消費すると再び入手できるかどうかも分からないということで実に使いづらいです。他にも、技をどれだけ使ったらレベルアップするのかとか、良いアイテムを持っている敵とか、そういう表示が全部省略されてしまったのも痛いところです。

各グランディアの良いところを取ろうとした結果なのか、どうにもちぐはぐなゲームになっていました。戦闘は相変わらずRPGの中でも最高クラスの面白さなのですが、それを楽しませないような要素が多くなってしまったのが痛すぎます。ストーリー重視ならもっと丁寧に語るような作りにするとか、戦闘重視ならもっと快適性ややりこみ要素を多くするとか、まだまだ作りこみの余地があると思います。惜しいけど詰めが甘すぎます。ストーリーを丁寧に書けないなら、むしろXTREME2を出して欲しかったですね。

ここから余談です。よくある批判に「先手を取る意味がない」「戦闘開始直後に壊滅的ダメージを受ける」というのがありますが、先手を取ればIPゲージの目盛り一つ分のアドバンテージがもらえ、さらに敵を囲んだ状態でスタートします。1目盛り分早ければ、よほど運が悪くない限り危険な攻撃だけでも全部キャンセルするなり防御するなりできますし、範囲攻撃で動きを一時的に止めることもできます。行動選択前に、必ず状況確認する癖は必要でしょう。って、これじゃストーリー重視のゲームのバランスじゃないよなぁ。

ルナ シルバースターストーリー(SS版)

1992年にメガCDで発売されたRPGの移植版です。PS1版やGBAのリメイク版も出ていますが、わざわざSS版を選んだのはソフトの値段が安かったからというだけの理由だったりします。

ストーリーは噂に聞いたとおりの王道一直線でした。良い意味でも悪い意味でもプレイヤーの期待を裏切ることはありません。最近のゲームでも見るようなシーンもかなり多く、この手のRPGに色々と影響を与えたのかもしれません。キャラクターもストーリーと同様にベタベタだったりしますが、そのぶんしっかり差別化されており、セリフなどの描写も細かい丁寧な仕事がされていました。街の人との会話ではグランディアシリーズほど多くはないにせよ、パーティメンバーがリアクションを返すことも多く、それをチェックするのも楽しいです。

フィールド部分での細かい配慮もなかなかのものです。移動速度は不満を感じない程度に速く、序盤から瞬間移動も充実していて快適です。メッセージスピードは一瞬表示もオプションで選ぶことができる上に、会話中のキー操作で一時的にスピードを変更することも可能です。ストーリー主導のゲームだけに、こういう配慮は嬉しいものです。

戦闘時には、あらかじめ行動を選んでおいて、それを1ターンだけ自動実行する作戦機能が便利でした。全員の行動を通常攻撃に設定しておけば弱い敵を相手にする時やとどめのターンに役立ちますし、攻撃役は自動攻撃・回復役はAI制御・攻撃魔法役は手動といった細かい設定が可能なのも素晴らしい。そしてその設定を3種類まで保持できて非常に便利です。FF12のガンビットほど臨機応変なことはできませんが、コマンド式戦闘ならこれぐらいで充分です。これは他のRPGにも見習って欲しいですね。欲を言えば、戦闘中に作戦の内容を変更できればもっと良かったのですが。

戦闘自体はイマイチでした。移動の要素もある位置が重要になるシステムは、当時としては新鮮だったのでしょうが、他の部分ほど丁寧な作り方がされていないように思えました。なんといってもテンポが悪いです。攻撃時には毎回毎回トコトコと移動してから攻撃に入りますし、攻撃モーションものんびりしていてしかも3回も4回も攻撃するので鬱陶しいです。その攻撃回数にあわせてか敵のHPも高めに設定されていて、ひたすら時間がかかります。それに加えて、攻撃した相手を吹き飛ばすようになっているのに、2回目以降の攻撃は選んだ敵ではなく、最も近い敵を選んでしまうのが最悪でした。このせいでただでさえHPが高い敵に集中攻撃を浴びせることができず、戦闘が無駄に長引きました。ほかにもコマンド選択のレスポンスが悪いなど、気になる点が多すぎます。

細かいことも挙げておきます。シンボルエンカウント制なのですが、敵の追尾がやたら厳しく道も狭いので、戦闘が面倒くさくてもなかなか回避できないのが辛いところでした。難易度は基本的にぬるすぎない程度で良かったのですが、最終ダンジョンに入って敵の強さ(というか硬さ)がインフレを起こしていて大変でした。特に最終ボスのタフさには疲れました。また、いくら移植とはいえ、付属ドキュメントで微妙にネタバレになるのは痛いです。ボイス・効果音・BGM・ムービーの音量バランスが悪く、ボイスが入るイベントでは字幕が無いのもまずいです。

一部の当時としてはかなり進んだ配慮を、もっと全体に広げればさらに快適にストーリーを楽しめるゲームになったと思うと惜しいです。それでもストーリー部分はサクサクとテンポよく進みますし、ストーリーやキャラの引き立て方も上手いので、キャラが気に入った方なら結構楽しめると思います。

2006年9月3日(日):アドバンスその2

傷のついたアドバンスの画面に液晶保護シートを貼ると多少気にならなくなるという話を聞き、100円ショップに行ってデジカメ用液晶フィルターを買ってみました。こんなものまで売ってるんですね。本当はアドバンス専用のフィルターがあれば一番なんでしょうけど、今さらどこに行ってもそんなもの売ってませんしね。

で、さっそく貼ってみたわけですが、まさかこんなに難しいとは思いませんでした。気泡ができないようにするのも難しいのに、ほんの小さなホコリがついていればそれを中心に消せない気泡ができてしまいますし、気泡を取ろうと少しはがしたら別の所に気泡ができてしまったりして、まるで手におえません。作業中に新しいホコリが入ってくることもありますし、難しすぎます。まだホコリを中心にした気泡がいくつも残っているのですが、フィルター自体もヘタってきたので泣く泣く妥協することに。

貼ってみると、確かに多少の傷が気にならなくなりましたし、画面がさらに暗くなったということも無いと思うのですが、気泡が残ってしまったのが難点です。そのうちリベンジしてみたい気もしますが、たかが1000円のアドバンスにそこまですることも無いような気もする複雑な心境です。とにかくホコリはしっかり取らなくちゃいけません。教訓でした。

それにしてもアドバンス、欲しいソフトがあんまり無いのは何故なんでしょう。ソフトの値段も全体的に高めですし、安いもの好きの私にはまだ早い機種だったのかもしれません。

2006年9月2日(土):次世代炭酸?

しばらく前に、KIRINから生活炭酸NUDAとかいうのが発売されて、その頃からソーダやコーラではない新しいコンセプトの炭酸が増えてきたみたいです。そのNUDAは微妙につけられた味がどうにも好きになれなかったのですが。

炭酸入りアクエリアスのフリースタイルは結構美味しいです。炭酸でスポーツ飲料特有のベトっとした味がいい感じで中和されて、しかも爽快感がアップ。炭酸が抜けてもスポーツ飲料に似た味だからまずいということもありません。これは暑い日なんかに丁度いいです。もう2回も飲んじゃいました。

コカコーラ社の無糖炭酸ダサニの、シトラスミックスも飲んでみました。無糖とは言っても、当然ながら人口甘味料で味付けがしてあったりするのですが、甘さはかなり控えめ。ノンアルコールのチューハイと言ってもいいようなあっさりした味です。炭酸飲料特有のベトつき感が無くて、結構飲みやすいです。ただ、炭酸が抜けてくると、ダイエットコカコーラのように人口甘味料の味が急に強くなります。これも悪くないのですが、このダサい名前は何とかならなかったんでしょうか。

2006年9月1日(金):負けは…負けだ…

スーパーゲームボーイで映し出した画面がさすがにションボリだったので、やっぱり500円ぐらいでゲームボーイカラーでも手に入らないかなと探してみました。白黒・カラー両対応ソフトが白黒ってのも寂しい話ですしね。安いGBCは近所では見つからなかったのですが、代わりに1000円ちょっとのアドバンスを発見。色はミルキーピンクという最上級の微妙さでしたが思った以上に安く、しかも特にキズありとも書いていなかったので、とりあえず買ってみたのですが…。

いざ買って帰ってみてビックリ。画面には大量の薄いキズがあり、プレイしていてもかなり気になるレベルでした…。確かにデカいキズは無いけど…ちょっとこれは酷いんじゃない?しかもな~んかLボタンもギシギシしてるし、電池ボックスは微妙にカタカタ言ってるし…。このレベルじゃクレーム付けるのもさすがに無理ですし、まぁ安かったから諦めますか。次に何らかの本体を買うまでのつなぎ程度にはなるでしょう。以前に買ったスワンカラーも電源ボタンがヘタりかけてましたし、携帯ゲーム機は中古で買うものじゃないですね。せめて状態を確認させてもらえばよかったか…。

それにしてもアドバンス、実際に持ってみたらずっしりと重い!まぁ、スワンに慣れすぎたせいでしょうけど。画面もキズを抜きにしても暗くて見づらいです。これは任天堂ホームページにも書いてあるように、GBソフトを動かしているせいもあるんでしょうけどね。もし次買うとしたらソフト資産を考えるとGBASPかな…、とは言っても新品で8000円ぐらいするのはちょっと高すぎる気がしますね。

みどりすたいる雑記>2006年9月
最終更新:2006年9月30日 制作:ちょこた