2007年2月の雑記

2007年2月28日(水):アプリ・その後

先日、どのように使うか迷っていたパケット定額サービスですが、結局アプリ版イース4を落とすことにしました。我ながらなんとつまらない選択。ダウンロード後の通信があるのか無いのか、公式サイトを読んでも今ひとつはっきりしないのが気になるところでしたが、同じタイトーのイース6が「通信の発生しない従量課金制」と書いてあったので突撃してみることに。

ちょっとプレイしてみた感じでは、予想よりは動きがいいです。方向キーをちょんと押すと攻撃が出て、適当に連打するだけで自動的に敵のほうを向きながらコンボという簡単操作です。タイミングがなかなか合いませんが、慣れると操作しやすいかも。背景のテクスチャはちょっと厳しいものがありますが、プレイ中はそれほど気になりません。SFC版やPCE版とも違う第3のストーリーになったPS2版の移植らしいですし、少しずつ進めてみるとしますか。

2007年2月24日(土):アプリ

auのパケット定額サービス「ダブル定額ライト」。新機種に乗り換えた時に、アーク1をプレイするということもあって加入してみたのですが、特に使うこともなさそうなので今月限りで解約することにしました。先月はアークをプレイしただけでパケット代が上限の4000円に達したのですが、今月は下限の1000円分すらも使いきっていませんしね。PCでネットをする習慣があるだけに、わざわざ携帯を使って何かしようという気にならないというのが一番のポイントです。

とは言え、せっかく定額サービスが今月まで使えるのに、使わずに終わってしまうのも勿体無い話です。というわけで、何かアプリでもダウンロードしてみようかと思ったのですが、興味のあるアプリはことごとく私の使っているW43SAには未対応ときました。今後のことを考えると、落としきりで、通信が発生しないor無料通話内で収まる程度のものがいいのですが、そんなものはなかなか無いのかもしれませんね。

アーク1をプレイしてからというものの、携帯アプリの品質にはちょっと恐怖感があります。アプリのタイトルや公式ページだけでは判断材料として不十分すぎますし、だからといって有名タイトルの移植作や外伝は月額制や通信があるものが多かったりしてこれまた微妙。暇つぶし的なパズルゲームも考えましたが、外でプレイする勇気はなさそうですし、ワンセグもついてますからね。着うたとか待受画面とかには特に興味もありませんし、使い切らずに終わってしまう予感?

2007年2月23日(金):アドバンスその7

魔が差した…。

何故か突然欲しくなってしまい、ゲームボーイミクロ(シルバー)を衝動買いしてしまいました。新品4980円。GBAをテレビに映せる環境もあるというのに、何を考えているんでしょうねぇ。とりあえず、画面は物凄く綺麗で見やすいです。スワンカラーからクリスタルに乗り換えた時と同じぐらいの衝撃ですね。これを体験してしまった以上、ちょっと初代GBAには戻れないかもしれません。

コントローラとしての使い勝手は、初代のほうが上かもしれません。L・Rボタンは内側を押し込むようにしないと押せませんし、START・SELECTボタンに指を伸ばすのもちょっと慣れが必要っぽいです。特にL・Rは、これでどりるれろがプレイできるのかと心配になるぐらいです。

何はともあれ、これで長時間プレイ用と、寝る前や空いた時間にプレイする用の両方で、かなり優れた環境が手に入ったわけです。今後GBAソフトが増えるのかどうか分からないというのがネックだったりはしますが。

2007年2月18日(日):FF6アドバンス

GBA用ソフト「ファイナルファンタジーVIアドバンス」をクリアしたのでその感想など。1994年にSFCで発売されたFF6をGBAに移植したもので、特定の主人公がいないストーリー展開や、魔法修得・召喚・キャラ強化と幅広く使える「魔石」システムが特徴的なRPGです。移植にあたって、難易度の高いEXダンジョンや新しい魔石など、いくつかの要素が追加されています。オリジナルのSFC版は、私のRPG好きを決定付けた思い入れの強いソフトの1本でもあって、チャットで話を聞いて懐かしくなり、半ば衝動的に購入してしまいました。

オリジナルのSFC版から、基本的な部分は問題なく移植されていました。一部のゲームバランスを崩壊させるバグは当然取り除かれていますが、これは妥当なところでしょう。相変わらずテンポのいいゲーム展開や、中盤以降の自由度の高さ、ゲーム全体を計画的にプレイしてキャラを強化する楽しさなどを存分に味わうことができ、懐かしいと思いつつかなりハマりました。今プレイしてみても、94年当時では気付けなかった要素が色々あって、そういう意味でも楽しめました。

GBA版の追加要素は概ねいい感じです。高難易度のEXダンジョンは、頑張ってパーティを鍛え上げてもそれに見合う強敵がいないという、オリジナル版の欠点をある程度解消してくれます。もちろん普通に進めたパーティでも勝てるぐらいの強さなので、限界まで鍛えたパーティにとっては物足りないかもしれませんが、大衆向けのFFということで仕方ないところでしょう。新しい魔石の登場は、若干ゲーム性を変えてはいますが、一番面白いキャラ育成を全く新しい気持ちでプレイできるのでこれはこれで新鮮です。モンスター図鑑の導入で、オリジナル版でも世界各地にいたレアモンスターの存在意義がさらに増したのもいい追加要素です。

ただ、移植にあたって気になる部分もありました。特に処理落ちと音楽・効果音の変更は残念でした。ただのマップでも、キャラやオブジェクトがちょっと多いだけでスクロールがガタつきますし、戦闘中はエフェクトが出ているといつも微妙に処理落ちしているような感じさえ受けます。音についても、GBAで音楽を完全に再現することはできないのは仕方ないとしても、微妙なアレンジがかかっているのと、効果音が妙に軽くなっているのが慣れるまで気になりました。後は、ボタン数不足で操作が若干不自由になっています。

また、オリジナルのSFC版の欠点でもあった、ある程度システムを理解してくるとパーティの攻撃手段やパラメータが強くなりすぎて、難易度が低く感じてしまうのも当然健在でした。相変わらずフィールドのミニマップは見づらいのも難点です。スワンのFF4ですらサイトロの改良がされていたというのに、これはちょっといただけないです。レベルアップ時に装備している魔石によってパラメータを鍛えるシステムなのに、勝手にレベル調整されるのも何とかしてほしいところでした。

映像や音についてはやや再現度は低いものの、全体的にはかなり良い移植と言えるでしょう。オリジナル版をある程度プレイした人なら、新要素のおかげでまた別のゲームのような感覚で楽しむこともできます。懐かしのFF6を携帯機やGC経由でプレイできるというだけでも、安くはない新品で買った甲斐があったというものです。これで処理落ちと音さえ何とかなっていれば、素晴らしかったのですが。むしろGBAよりもPSPに向いているタイトルなのかもしれませんね。

2007年2月15日(木):カエルの為に鐘は鳴る

GB用ソフト「カエルの為に鐘は鳴る」をクリアしたのでその感想など。フィールドや街などが見下ろし型ですが、ダンジョンではアクション要素のあるサイドビュー形式になるアドベンチャーです。人間、カエル、ヘビといった能力の異なる姿を切り替えたり、アイテムを使ったりしながら進める謎解きと、オート進行する戦闘が特徴的です。ネットでの評判が隠れた名作といった感じで高く、ちょうど安く売っていたので買ってみました。

なんと言ってもギャグ等のセンスや台詞回し、演出などが非常に上手いです。ゲームをプレイしていて久々に台詞で笑わせて貰いました。さらにゲーム進行のテンポが早く、イベントもバリエーションに富んだものが次々と発生するので、実際のプレイ時間よりもかなり密度が高く感じられます。謎解きやアクションの難易度はほどほどに抑えられ、もちろんどこでもセーブできてソフトリセットも可能という作りで、ストレスなくストーリーを楽しむことができるのもいいところです。さらに、あらすじが細かく記録されていき、それをいつでも見られる機能や、次の行き先が分からなくなった時のためのヒントなども充実しています。

戦闘をオートにしたことによって、テンポが良くなっただけでなく、キャラクター強化までも謎解きに組み込んだシステムがなかなか面白いです。しっかり探索すれば確実に先に進むことができ、シビアなアクションを要求されるということもないのがこのゲームによく合っています。どうせなら、姿の関係で勝てない相手にぶつかってしまった時など、確実に逃げられたらなおよかったのですが。

親切すぎる設計のせいでゲームとしての緊張感があまり感じられなかったり、テンポが良すぎるせいで推定プレイ時間5時間強とボリュームが少なく感じられたりということはありますが、短編のストーリーを楽しむゲームと考えればあまり問題ではないでしょう。致命的な欠点と言えるようなものが見当たらず、実に完成度の高い作品です。このあたりは1992年の白黒GBソフトだということを考えると圧倒的と言えるでしょう。独特のセンスが合う人なら、サクッと遊べる良作です。

2007年2月10日(土):神機世界エヴォリューション2

DC用ソフト「神機世界エヴォリューション2 遠い約束」をクリアしたのでその感想など。ストーリーは前作の半年後で、別の大陸にある街が舞台です。システムやグラフィックをはじめとする基本的なゲームの流れは前作のものを踏襲しつつも、通常ダンジョンが固定マップとなり、特技や合成などいくつかの新システムが導入されるなどしています。前作に引き続きプレイしてみました。

前作をベースにしているだけあって、戦闘のテンポの悪さや、立ち位置による有利不利のバランス、メニュー画面の使い勝手の悪さなどが改善され、戦闘が遊びやすくなりました。前作がもともと分かりやすいゲームだった上に、ゲームの流れやシステムが基本的には前作同様のため、前作をプレイしていれば全く迷うことなくプレイすることができるのは、今時のゲームではなかなかないでしょう。細かい部分ですが、おみくじ屋の当選発表がセーブ&ロード後に限られるのは、余計なリセット連発を防ぐのにいいアイディアだと思いました。抜け道はいくらでもあるでしょうけど。

しかし、2ならではの新要素がことごとく微妙な出来でした。まずは自身のパラメータアップやアイテム盗みなどにノーコストで使用できる「特技」。使用後は一定回数の戦闘をしないと使えなくなるものの、使い込めば性能が上がっていくというもので、キャラの個性付けには多少意味があります。しかし、育てれば育てるほど使用後の硬直時間が長くなり、実戦投入しにくくなってしまうのは駄目でしょう。攻撃力を上げている間に、他のキャラや敵がそれぞれ3回ぐらい攻撃するようでは使う気にもなれません。

2つのアイテムを組み合わせて新しいアイテムやセットアイテムを作れる「合成」も出来が悪いです。ゲーム中のヒントがほぼ皆無で、何を合成すれば効果的なのか全く見当がつきませんので、回復アイテムの3個セットを作る程度の用途しか見出せませんでした。スティングのRPGにつきもののアイテム所持数制限が不評だったからこういうセットアイテムが出来たのかもしれませんが、おかげで資源の取捨選択をする必要が無くなり、ボス戦が大量の回復アイテムを使ったゴリ押しになりがちという結果になってしまいました。

固定マップの通常ダンジョンと、自動生成のトレーニングダンジョンの2種類が用意されているのも、苦しい設計のように感じられました。トレーニングダンジョンでは経験値がほとんど入手できない代わりに、必殺技修得用ポイントがたくさん入手できるようになっているのですが、これはゲームバランスを壊さないための苦肉の策としか思えません。しかも、トレーニング用と言いつつも、進めると重要な武器のパーツ等が入手できるため、結局トレーニングが不要でも入らざるを得ません。自動生成されるマップにも相変わらず無駄が多く、シリーズらしさを無理に残したようにしか思えませんでした。

パーツ交換可能な武器「サイフレーム」のパーツも、数が増えたものの無個性なものが多く、また既存のパーツの必殺技も個性が全然なくなってしまい、戦術の幅が大幅に狭まってしまったのが痛いところです。前作で目立った、特定の局面で強すぎる必殺技を削ったり、効果を弱めたりしたのでしょうけど、結果としてどれもこれもただダメージを与えるだけの技になってしまい、技を覚える楽しさもありません。それでいて、必殺技使用後の硬直も妙に長く、通常攻撃だけで戦ったほうがよっぽどマシに思えるほどでした。終盤の異様に強いボスを除けばそれで十分というゲームバランスも問題ありかと。

遺跡で見つけた鑑定品という宝を売ってお金を稼ぐというのが前作の基本でした。今作ではその鑑定品同士を合成して高価なレア鑑定品というものを作れるようになったのですが、このせいで合成していない鑑定品を売るのを躊躇せざるを得なくなってしまいました。しかも、鑑定品の収集リストまで残されるため、レア鑑定品を作るまではとてもじゃないけど売れないということになり、宝捜しも面白くなくなってしまいました。しかも、鑑定品がアイテムとは別に無限に持ち歩けるようになったため、高価そうな鑑定品を持っていくか、それとも回復アイテムを優先するかという選択の楽しみもなくなりました。

細かい部分での不満点も多くあります。メニュー画面では相変わらず全員の状態を一発で把握できる方法はありません。ダンジョンの壁が高くなり、視点を変更しないと画面が見づらいのも辛いです。マップに階段の場所が一切映らなくなったのは、もはや欠陥の域に入っています。通常ダンジョンで、階段を上り下りする時に中断できなくなったのは理解に苦しむところです。サイフレームを移動中にも使えるようにしたのは、ありきたり過ぎて取ってつけたような印象を受けますし、無駄にダンジョン探索を複雑にしただけでした。隠し通路の位置がビジュアルメモリに映るというシステムもありますが、手元とゲーム画面を交互に見ながら隠し通路を探すのは苦痛以外のなにものでもありません。

変に守りに入った作りのせいで、前作を上回る目新しい楽しさを感じられないばかりか、前作の持つ良さが失われてしまいました。追加要素はことごとく調整不足なのか微妙で、シナリオはマンネリ気味、ゲームバランスもイマイチと、悪い所ばかりが目につきました。決して遊べない出来ではないのですが、プレイしていても全然盛り上がりません。前作の良さを生かすようにすれば、まだまだ発展の余地があったと思うんですけどね。

2007年2月5日(月):アドバンスその7

ゲームボーイプレイヤーに繋ぐために、3000円未満の中古ゲームキューブを探したのですが見つからず、諦めて5000円の新品GCを購入しました。GCの主なユーザー層を考えたとき、差額の2000円弱で安心が買えると思えばそう高いものでもないでしょう。ちなみに、GC本体の色はバイオレットで、GBプレーヤーはシルバーという妙なツートンカラーになりました。処分品相手のこの値段だと、色を選択する余地はほぼありません。もしかすると近未来的な色の組み合わせになるんじゃないかと期待してみたのですが、残念なことに異物感があるだけでしたね。シルバーだから強烈な違和感というほどでもないのですが。

で、テレビに映してみたわけですが、これは想像以上に画面が見やすくて素晴らしいです。見づらい箇所など一つもありませんし、ソフトによってはこんなに綺麗な色だったのかと驚くほどです。逆に小さい画面で気にならなかった粗が目立つという側面もありますけど。さらにGBA本体のスピーカーよりもテレビのスピーカーのほうが高性能なわけで、音楽や効果音も大幅に良く聞こえます。どっしり構えてRPGをプレイするなら、これほどいいものはないでしょう。

欠点はGC自体に由来するものですね。とにかくコントローラがGBソフトに向いていません。何と言ってもスティックメインの作りで、十字キーがほとんどオマケ程度になっているのが痛いです。十字キーでプレイするとなると、指を頑張って伸ばさないと操作できませんし、角度の問題なのか、ナナメ入力感度の問題なのか、それとも不良品なのか、予期せぬ方向が入力されていまうこともしばしばです。仕方なくスティックでプレイしていますが、慣れるまでにはちょっと手間取りそうです。それと、本体+GBプレーヤーの大きさはかなり邪魔です。スーファミソフトの入れ替えもできる大きさのラックに入れても、ディスクを交換できそうにありません。

今のところ、GCとして使う予定が全くないので、メモリーカードすら買っていません。コントローラと本体の大きささえ何とかなれば、こんなに優れたものはないんですけどね。

みどりすたいる雑記>2007年2月
最終更新:2007年2月28日 制作:ちょこた