2007年6月の雑記

2007年6月29日(金):星のカービィ スーパーデラックス

SFC用ソフト「星のカービィ スーパーデラックス」をクリアしたのでその感想など。カービィシリーズの基本となる敵を吸いこんで吐き出すアクションに加え、敵の能力をコピーして繰り出せる多彩なアクションや、趣向のやや異なる6種類+αのゲームが収録されているのが特徴的な横スクロールアクションです。カービィシリーズの最高傑作との呼び声も高いようです。以前もらったソフトの中に入っていたので、プレイしてみました。

コピー能力を用いたアクションのバリエーションが半端じゃなく多く、しかもそのほとんどがちゃんと活用できるあたりが凄いです。コピー能力の種類が多いだけでなく、それぞれの性能がかぶっているということも少ないため、同じゲームでも状況や気分、腕前によって攻略法を色々と変えられるのが面白いです。さらに、敵キャラを仲間として使えるヘルパーというのも様々な目的で活用できて、遊び方のバリエーションを増やしてくれます。COMの操作だと時々物凄く頭の悪い行動を取ったりしますが、2人同時プレイをしたら楽しそうです。また、6ワールドに相当するそれぞれゲームも目的やルールがそれぞれ異なっているものの、基本的な操作までは変わらず、新鮮な気持ちを保ちながら最後までプレイすることができます。あらゆる要素においてバラエティ豊かで、スーパーデラックスというタイトルに恥じない内容と言えるでしょう。

そもそも難易度があまり高くない上に、コンティニューが基本的には無制限で行え、しかも復活場所がかなり細かく設定されているなど、初心者に優しい作りに好感が持てました。それでいて、達成度100%を目指そうと思うと意外と難易度が高くなり、物足りなさは感じさせません。ボス戦なども、慣れないうちはヘルパーの力やコンティニューを使いまくるなど、ゴリ押しで倒すことができる一方で、動きを理解すればノーダメージで倒せるようになるさじ加減が絶妙です。さらにはタイムアタックに挑戦できるモードもあり、初心者から中級者以上まで幅広く楽しめます。

達成率100%はゲーム中のヒントがあまりにも少なすぎて、達成困難に思えました。98だか99ぐらいまではなんとか行けたのですが、最後は攻略情報を見ない限り決して発見できなかったと思います。ある意味スーパードンキーコング2・3より難しいと思うのですが、気のせいでしょうか。それに関連して、プレイ中のステージやゲームから出てメインメニューに戻る方法が無かったり(見つけられなかっただけ?)、あらゆるセーブが自動で行われるのにそのタイミングが分からないなど、同時期のゲームと比べても不親切な部分があるのが気になりました。

見た目のイメージから子供向けだと思っていたのですが、想像以上に遊べるゲームでした。ゲーム自体はそれほど長くないものの、多くの要素が破綻無く盛り込まれているので、その気になれば長く遊べます。誰でもプレイできるようなゲームなので、アクション好きなら試してみる価値はあるでしょう。

2007年6月26日(火):エストポリス伝記 よみがえる伝説

GBC用ソフト「エストポリス伝記 よみがえる伝説」をクリアしたのでその感想など。エストポリス伝記1の100年後が舞台となっているRPGです。最大9人の仲間が3×3の隊列を組んで戦闘に参加し、その隊列が技の習得やパラメータに影響する「ウェーブマトリックスシステム」や、ほとんどのダンジョンが前作で好評だった古の遺跡のようにランダム生成されるのが特徴的です。店頭ではあまり見かけないタイトルだったので、思わず衝動買いしてしまいました。

9人での戦闘はどんな事になるのかと思いきや、意外と戦略性が高いものでした。よくある隊列システムのように、中列や後列は攻撃力が低く防御力が高くなるのが基本ですが、1ターンに行動できるのが縦1列あたり1人だけというのがポイントです。さらには、各キャラクターが持つ4種類の「WAVE」というパラメータが重要となります。それぞれ攻撃力上昇やMP上昇などの効果を持っている上、WAVEの効果範囲が配置した位置の縦横各1列に影響するため、配置によってパーティの戦力バランスが大きく変わってきます。さらには、影響されているWAVEによって技を習得したり、技の消費ポイントが変わったりもします。このため、各キャラが最大限の能力を発揮しつつも、パーティとしての作戦通りに動けるような隊列作りが奥が深いものとなっています。

自動生成ダンジョンは、生成される形状のバリエーションがあまりにも少なすぎてすぐ飽きてしまいました。世界中どこのダンジョンへ行っても、背景が違うだけで基本的な構造は同じというのには参りました。GBCの容量でゲームのボリュームを確保するための策だったのかもしれませんが、完全に作業となってしまいます。中盤以降はフロア数が増えるものの、隠されている秘伝書の数は序盤と大差なく、余計にうんざりしました。前作同様のステップムーブシステムも採用されてはいますが、謎解きが無いために敵と間合いを計る程度の意味しかないのが残念でした。秘伝書を集めるのはそれなりに楽しいのですが、もっと展開に変化が欲しいところでした。

一部の魔法系の敵がやけに強いのが印象的でした。パーティ内の盗賊よりも素早いような敵が、回復やら全体状態異常やらMP大量吸収やらを撃ちこんでくることが多く、時折ものすごい苦戦を強いられました。その一方で、パワータイプの敵は純粋に弱いというイメージしかなかったりと、ちぐはぐな感じがしました。ボスも同様に、やたら強いものと弱いものの差がはっきりしています。やっぱり9人戦闘のバランスは難しいんでしょうか。細かいところでは、前作でできた魔法のターゲットを何体でも自由に指定できるシステムが無くなったので、補助系以外の魔法の使い勝手が非常に悪く感じました。

シナリオはシリーズ経験者なら、説明書を見ただけでオチが読めるようなもので、やや新鮮味が足りません。登場人物が多すぎて、終盤に登場するキャラクターの存在感が非常に弱いようにも思えました。ただ、100年後の世界をテクノロジーなどではなく、人々の言葉遣いや性格の変化などで表現しているのは面白いです。

実験的なシステムが多く取り入れられていて、完成度はもう少しというところでしたが、なかなか新鮮な気持ちでプレイできました。隊列設計のバランスはよく出来ています。ストーリー部分は完全にシリーズのファン向けですね。古の遺跡も入っているので、その気になればかなりやりこむことも可能でしょう。ところで、このゲームが発売中止になった3の代わりという位置付けなのでしょうか。

2007年6月17日(日):コカコーラzero

50円割引クーポンが手元にあったので、最近発売されたコカコーラzeroをためらうことなく買ってみました。「本来の味なのにシャープで糖分ゼロ」が売りのようです。カロリーも表示は0になっていました。ローカロリーのコーラは人工甘味料特有の味が気になってあまり好きでないものが多いのですが、この本来の味とやらはどんなものなのか。

味は従来のダイエットコカコーラと比べても、割と普通のコーラに近い感じを受けました。後味はやっぱり普通のコーラとは違いますが、スーッと抜けるような、従来の物とはちょっと違った味になっています。最初は結構飲みやすいと思ったのですが、なんだかすぐに飽きがきてしまいました。今のところ私は糖分ゼロを求めているわけでもありませんので、わざわざ選んで買うことはなさそうです。同じタイプのコーラでも、レモン味で上手く誤魔化しているペプシNEXの方が好きですね。

2007年6月13日(水):ペプシキュウリ

ここ2日の暑さは一体何なんだ…。我々ニンゲンの生息する世界じゃない…。そんな暑い日といえばコーラ。というわけで最近巷で話題になっているキュウリ味のコーラ「ペプシアイスキューカンバー」を試してみました。発売が発表された頃から色んな意味でずっと楽しみにしていました。着色料で作られた綺麗なエメラルドグリーンがステキすぎです。

香りは、キュウリだと言われればキュウリっぽい感じですね。言われなければ、そこらへんの草のような臭いにも感じてしまいそうですが。この時点で抵抗のある人は少なくないと思います。味自体はちょっと甘めのペプシコーラといったところでしょうか。ただし後味にキュウリの香りのようなものが残ります。これを爽やかと感じるか、気持ち悪いと感じるかが勝負の分かれ目。「あづい、じぬ…」って時に飲んだら、悔しいけれど割と爽やかに感じてしまいました。その後に来る甘味がもうちょっと弱いほうが爽やかだったかも。残り半分を後で飲んだ時には、どちらかというと気持ち悪さのほうが強かった…かな。

どんなゲテモノかとドキドキワクワクしていましたが、喉が渇いているときなら飲めない味じゃないみたいです。苦手な人は全然受け付けないみたいですが。最初だけでも普通に飲めてしまった自分が少し恐ろしいです。

2007年6月11日(月):スワンソフトの裏

スワンソフトのカートリッジはスケルトンボディになっていて、中が少し見えるようになっています。ふと気になったのが、裏からスワンソフトを見た時に中に見える、「51302200」などと数字が書かれたシール。ソフトのシリアルナンバーか何かなのかもしれませんが、法則性があるかもしれないと思いちょっと手元のものを発売日順にまとめてみました。

ソフト名ナンバー
グンペイ92109001
ヴァイツブレイド(1本目)80609035
ヴァイツブレイド(2本目)50609035
デジタルパートナー(ケーブル同梱版)01500107
ファイナルファンタジー(本体同梱版)81110129
ライムライダーケロリカン42110132
SDガンダム英雄伝 騎士伝説82201149
SDガンダム英雄伝 武者伝説62201150
ダークアイズ バトルゲート62201151
ワイルドカード70301146
ファイナルファンタジーII91401160
ブルーウイングブリッツ81801164
スターハーツ21901170
デジモンテイマーズバトルスピリット(同梱版)31211179
ロマンシング サ・ガ03111187
魔界塔士サ・ガ60302199
ファイナルファンタジーIV51302200
アークザラッド機神復活12602208
リヴィエラ22702207

多少前後してはいるものの、下3桁がタイトルごとに発売順に割り当てられた番号っぽいですね。実際に発売されたソフトの本数より数字が微妙に大きいのは、中止ソフトや限定版の関係でしょうか。右から4桁目は発売年の下1桁を表しているものと思われます。問題は残り半分。右から5桁目は、持っている限りだと0か1かしかないのですが、その法則性が不明。右から5桁目と6桁目は、発売日が同じソフトだと同じ数字なのかもしれませんがサンプル不足ですね。発売月に近い数字が入っていることが多いので、製造した月か何かかもしれませんが…。右から7桁目はサンプルの範囲内だと0~3しか存在しないようですが謎。右から8桁目は、同じヴァイツブレイドでも違うナンバーが入っていますので、ロットナンバーか工場ナンバーか何かでしょうか?

さすがにこれだけのソフトじゃ情報が足りなさすぎますね。興味のある方がもしいたら、手元のスワンソフトの番号を確認してみてください。ちなみに、うちの80609035ヴァイツは通常の使用でデータが消えたことがありませんが(通信除く)、50609035のヴァイツはポンポンデータが消えてます。ただし、数字と関係があるかどうかは分かりませんが。

2007年6月5日(火):メタルマックスリターンズ

順番がクリアした順と前後してしまいましたが、SFC用ソフト「メタルマックスリターンズ」をクリアしたのでその感想など。1991年にFCソフトとして発売された「メタルマックス」をリメイクしたもので、賞金首を倒して金を稼ぐハンターとなり、戦車に乗って進めていくRPGです。戦車のカスタマイズや広い行動範囲など、自由度の高さが特徴的です。リメイクにあたって、グラフィックが強化されたほか、賞金首やダンジョンが追加されているようです。メタルマックス2を購入した際に、勢いで同時購入してしまいました。参考までに、2はプレイ済みで、FC版は未プレイです。

2よりもさらに高い自由度が魅力的です。行動範囲がかなり広い上にほぼ確実に逃走が成功するため、多少の関門さえ突破できるなら強引に世界のあちこちを回ることができるのが楽しいです。広いフィールドを探索して装備を整え、賞金首を倒して金を稼ぎ、その金でまた装備を整え、行動範囲を広げて最強を目指す。このシンプルな流れが相変わらず良いです。

戦車のカスタマイズも、車体によって装備箇所を多く作れるようになり、連続攻撃のような新たな改造ができるだけでなく、車体ごとの特徴がはっきりするようになるなど、確実に進歩しています。また、使い道の無いアイテムが多いのもこのゲームの特徴ですが、当時としてはまだ珍しかったアイテム図鑑的な要素が入っており、アイテムコレクションという楽しみ方もさらに強化されています。進め方も楽しみ方も自由で、エンディングを見るタイミングさえ自由というのは凄いです。

ただ、プレイの快適さに関しては配慮が足りない部分が多く目立ちました。特にエンカウント率がかなり高く、エリアによってはそれがさらに高くなる傾向があるようで探索の大きな障害になりました。逃走成功率が高いとは言え、安定しないダメージ量や行動順によって、取るに足らないザコ敵からも被害を受けることがあるのが鬱陶しくて仕方ありません。あとは、カーソルのオートリピートが早すぎる、ショートカットキーに話すと調べるを別々に割り当てなくてはならない、ショートカットで呼び出したメニューの操作方法が若干違う、装備やパラメータの確認画面が使いにくいなど、インタフェース部分の作りの甘さも目に付きました。

ゲームバランスにもやや難がありました。戦車での戦闘の難易度はやや低いのに、戦車を降りての戦闘は使い捨て防具のプロテクタの性能がやたらと低いこともあり、ほぼ確実に成功する逃走を前提としたバランスとしか思えないほど厳しくなっています。そして、妙にバラつきの大きいダメージ計算や行動順決定によって、戦闘の見通しが立てにくいのがちょっと不満でした。また、敵の攻撃を迎撃するプログラムと特定の武器との組み合わせが、迎撃不能攻撃が多いことを差し引きしてもあまりにも強すぎます。

そのほかメッセージのセンスなども含め、2にはちょっとかなわない部分が多く見られましたが、これはこれでなかなか楽しめました。シリーズ初プレイとなった2の印象が強すぎたのかもしれませんね。アイテムコレクションから一人旅まで、やり込めそうな要素も多く、その気になればかなり長時間プレイすることもできるでしょう。まだまだ進化の余地がありそうなだけに、このシリーズが大人の事情みたいなもので終わってしまったことが残念です。

みどりすたいる雑記>2007年6月
最終更新:2007年7月1日 制作:ちょこた