2007年7月の雑記

2007年7月31日(火):ぷよぷよDA!

先日、悪ノリ(?)でDC用「ぷよぷよDA!」を買ってしまいました。3D化されたぷよぷよのキャラクターたちを、コンパイルファンにはおなじみの田中勝巳氏の楽曲に合わせて踊らせる対戦型リズムアクションです。1994年発行の雑誌「ディスクステーション」に収録された「ブロードウェイ伝説エレナ」のシステムを用いているという話ですが、詳細は知りません。リズムに合わせて画面上に表示されたボタンを叩いていくというシンプルなシステムですが、ぷよぷよシリーズらしい対戦要素として、連続成功で他のゲームのチェインやコンボに値する「連鎖」を決めたり、先攻後攻に分かれて演奏したりというシステムが採用されています。対CPU戦では、敵が常に先攻でお手本を見せてくれるという形になります。サタンさまの辛口最終ステージ以外は一応全部クリアしての感想です。

リズムアクション自体は矢印の形をしたぷよに合わせて4方向+1ボタンを押すだけのシンプルなシステムで、この手のゲームが好きならそれなりに楽しめます。1人プレイだと2小節ごとに相手がお手本を見せてくれるため、この手のゲームにありがちな「全くリズムをつかめないまま終了」「高難易度フレーズに突入して混乱したまま終了」ということがなく遊びやすいのも手軽でいいところです。

ファン向け要素も充実しています。曲は田中勝巳氏のベストコレクションみたいな感じになっており、SS版ぷよ通のエンディング曲なんかが収録されていたりもします。初めて3D化されたというキャラのポリゴンモデルは、元のデザインがデフォルメ調ということもあって全く違和感を感じさせません。動きや表情もなかなか良く、ものすごく楽しそうなアルルや、妙に幸せそうなシェゾを見ているだけで楽しめるファンも少なくないのではないでしょうか。

しかし、それ以上の何かがあるかというとそうでもなかったりします。特にぷよぷよらしさとも言える対戦要素は、本家ぷよぷよと違って駆け引きと言えるほどのものがなく、結局叩くのが上手い者が勝つでしょう。CPU戦となると、序盤は敵の攻撃力がやたら低いせいでBAD率が30%を超えてもリードさえ保っていれば楽々クリアできますし、終盤は一度リードを奪われるとものすごく厳しい展開になります。BADを出してしまうと連鎖が途切れるものの、叩かずに見送れば連鎖が継続するというシステムもありますが、これも何となく消極的な気がします。

リズムアクションとしても物足りなさを感じます。何といっても曲が8曲しかないのが非常に寂しいです。その8曲も全て同じアーティストによるもので、ボーカル曲の声が全部同じなだけにバリエーションが少なく感じます。しかも甘口と中辛で全8曲をプレイできてしまい、辛口では全8曲のハードバージョンをプレイするだけなのでイマイチ燃えません。ここまでくるとキャラや難易度による譜面違いだけで、ステージ数を水増ししているようにも見えてしまいます。また、ポリゴンモデルの踊りは、押したボタンと何か対応しているのかどうかも謎が多いです。踊った後のリアクションには影響しているようですが。

叩くパターンを示した矢印ぷよの視認性の悪さは致命的です。DCのボタンに対応した色がついてはいるものの、ぷよ特有の目玉がついているせいか、ゲームに慣れてきてもどっちを向いているのか一瞬で判断するのが難しいです。黄色ぷよと星ぷよの色が似ているのも意外と曲者です。さらに、早いフレーズだとぷよ同士が重なり合ってしまうのですが、これがとんでもなく見づらいです。ただでさえ分かりにくいのに、全体の半分ぐらいしか見えないものを素早く正確に叩けと言われても無理があります。そんなものがズラッと並ぶ終盤ステージだと、いくらお手本があっても、何回かプレイしても、叩く順番さえわからないような箇所が出てしまうのが致命的です。さらに、DCのコントローラでこれを正確に叩くのは厳しいものがあります。十字キーにせよABXYボタンにせよ、片手の親指で上下上と正確に叩くのは無理があるのでは。一応キーコンフィグがデフォルトの場合なら左右の手で分担することはできますが、ジョイスティック向けの作りですね。

ゲーム周りの仕様も、未完成な感が否めません。ゲームモードは1人用モードと対戦モードの2つのみで、練習やサウンドテストなどはありません。オプションの充実度が低く、3種類から選択するキーコンフィグと、ステレオ/モノラルの切り替えしかないというのは寂しいところです。せめて微妙すぎる演奏音や、BGM・ボイスのボリューム調節ぐらいつけてもいいのでは。さらに曲単位どころか、コース単位でのスコアをセーブすることができないので、イマイチやりこむ気にもなれません。1人用モードは甘口で10分、中辛で15分、辛口で25分はかかるというのに、ポーズさえかけられないのは理解に苦しみます。難易度調整もあまり良くなく、難易度NORMALまでのキャラは初見で辛口でもノーミスクリアできるぐらいなのに、最高難易度のサタンさまの最終ステージなんかは「絶対無理」と2回で諦めてしまったほどでした。

いい線をいきそうなゲームなのに、とことんまでファンというかマニアをターゲットとした選曲やデザインと、圧倒的なゲーム周りの作りこみの甘さが目立ってしまいました。音楽にノって、よく動くポリゴンモデルを見ながら叩いているだけで十分楽しいことは楽しいのですが。コンパイルが和議を申請した後のゲームとあって、あまり時間をかけている余裕がなかったんでしょうかね。バラエティに富んだ曲をたくさん収録して、対戦要素をもう少し強化すればもっといいゲームになったんじゃないかと思う惜しいゲームです。

それにしても、コピーライト表示の「キャラクター© SEGA ENTERPRISES, LTD.」がなんとも言えませんね。全キャラの服装が普段と違うのはこの辺に関係があったりするのでしょうか。深読みしすぎ?

あと、ぷよファンでもないのに、何でゼルダ以上に熱く語ってるんだろう。

2007年7月23日(月):ジェル

最近長時間PCを使うことが多いせいか、先日右手首から肘にかけて変な痛みを感じました。だからといってPCを使うのをやめるわけにもいかないので、せめて右手で使うマウスの環境を改善しようと3Mのクッショニングジェル(ブルー)とやらを買ってみました。無機質なデスクの上にクリアブルーの物体が置いてある姿はなかなか不思議です。

手首を乗せた感触は、適度な硬さで圧力を和らげてるな~、という感じがしますし、ひんやりした感触のカバーとやらのおかげか、使っていても暑苦しさは感じません。裏も滑り止め素材がちゃんとできているようで、安定感もあります。気がつくとあるのが普通になるような予感。

でもこれ、どう使うのが一番いいんでしょう。まだ慣れていないせいか、普段より手首が高い位置に行くので肩に軽く負担がかかっている気がします。腕のどの位置をジェルに乗せるかも難しいところ。手首だと血管を押さえるような微妙な圧迫感があったり、手のひらの付け根あたりだと今度はマウスが動かしにくかったり。大きくマウスを下に動かすと、ぽよんと跳ね返されたりもします。それはただのドジ。

…考えすぎか。とりあえず慣れることからですね。他にもPC環境を改善するグッズで何かいいモノないでしょうかね?

2007年7月21日(土):ゼルダの伝説 夢をみる島DX

半月以上前のことになりますが、GB/GBC両対応ソフト「ゼルダの伝説 夢をみる島DX」をクリアしたのでその感想など。1993年に白黒ソフトとして発売された「ゼルダの伝説 夢をみる島」をカラー化したもので、8つのダンジョンをクリアしながら島の謎を解いていくというアクションアドベンチャーです。リメイクにあたっての新規要素として、色を使った新ダンジョンや、ポケットプリンタとも接続できる写真屋などの要素が追加されています。GBの名作としてよく挙げられるタイトルの一つということもあり、安く売っていたのでプレイしてみました。

バリエーション豊かな8種類のダンジョンに、ちょっとだけ頭を使うスタンダードな謎解きが色々と詰め込まれており、しかもただ歩くだけの無駄なエリアがほとんど無いので飽きさせません。徐々に行動範囲を広げ、好奇心の赴くままにあちこちを探索しているつもりで、気がつけばストーリーの流れに乗っているという作りが上手いです。どこかで見たことのあるようなちょっと変わった登場人物や、徐々に舞台となる島の真実が明らかになっていくシナリオなども独特の魅力を持っています。

また、ゼルダと言えば、時のオカリナのイメージからか、ボリューム満点で難易度はやや高めという先入観がありました。ですがこの作品は容量の少ないGB向けということもあってか、ボリュームも難易度も控えめで遊びやすいです。さすがに終盤は意地悪な仕掛けもありますが。さらに、どこに進めばいいかのヒントを聞くことができるほか、どこでもセーブが可能な上、やられてしまった時もダンジョンの入口で復活するなど、携帯機向けに遊びやすい工夫が凝らされているのも好印象です。

しかしハードのせいか、いい流れを断ち切られるような要素も見受けられました。特に、剣や爆弾やオカリナといったアイテムをセットしておけるボタンが2つしかないため、何度もメニューを開かされるのが結構面倒でした。ワールドマップを見るときと、ダンジョンマップを見るときに押すボタンが異なるのも最後まで慣れませんでした。また、これはゲーム性の一部なのかもしれませんが、ワープゾーンの数が限られており、長距離の移動がちょっと面倒くさく感じられました。

安定した面白さとさくっと遊べる手軽さがGB用に上手く両立されており、期待通り楽しめました。細かいファンサービスや、おなじみのハートのかけら集めに、リメイク版ならではのオマケもあり、楽しみ方も様々です。ゼルダシリーズの入門用にちょうどいいタイトルかもしれません。

2007年7月10日(火):簡易メモ

時々、メモ代わりに携帯メールを打って、家のアドレスに送ることがあります。家でメールチェックをすれば、忘れずに家で見ることができるのが意外と便利だったりするのです。忘れ物防止に、また思いついた更新ネタのメモに効果的です。しかし、今日家に送ったメール2通のうち、1通だけがあろうことかスパム扱いされていました…。どんな学習してんだよウチのThunderbirdは。

2007年7月9日(月):スーファミその30

最近はSFCのライブ・ア・ライブをプレイしていたのですが、どうやらバッドエンドしか迎えられない状況にはまってしまったようです。普通のエンディングを見るためには、改めて最初から全シナリオをクリアするしかない気配です。今まではいつでもシナリオ選択が(やり直しも)できたのに、ここに来て突然セーブでハマるとはね…。もうすぐエンディングだと思っていただけに、これにはかなり意気消沈しちゃいました。実際、ストーリーそのものよりも衝撃的でした。一応クリアとみなして次のゲームに入るか、もう一度最初からプレイするべきか、迷うところです。この状況を脱する手段って何かないんでしょうかね。

それぞれ短いとは言っても、さすがに全シナリオやり直しはダルいなぁ。

みどりすたいる雑記>2007年7月
最終更新:2007年7月31日 制作:ちょこた