2007年8月の雑記

2007年8月21日(火):ライブ・ア・ライブ

SFC用ソフト「ライブ・ア・ライブ」をクリアしたのでその感想など。原始編やSF編などの特徴的な7本+αの短編シナリオからなるオムニバス形式となっているRPGです。7本のシナリオのキャラクターデザインを7人の漫画家が手がけていることや、シミュレーション風のバトルなどが大きな特徴です。譲り受けたソフトの中に含まれており、評判も一部でものすごく良いようなのでプレイしてみました。一度バッドEDしか見られない状況にハマり、再びシナリオを7本クリアする目に遭ってしまいました。

7本のシナリオが、ものすごく奥が深そうなものから、潔いほどに王道を行くもの、アドベンチャー仕立てのものなど、実に個性的で楽しめます。毎回全く違う感覚でプレイできる上に、一本が1~3時間程度でサクッと遊べる適度なボリュームで、一般的なRPGによくある中盤の中だるみを感じないのもいいところでしょう。そしてそれぞれのシナリオには衝撃的なエピソードなどが多く、また音楽もシナリオごとにマッチしたものが使われており、昔のRPGはストーリーが良かったと懐古するタイプのプレイヤーにとってはたまらない展開と言えます。7本のシナリオをクリアした後にはさらに盛り上がる要素もありますし、攻略情報を得た上でその気になればやりこむ要素も多いようです。

シミュレーション風の独特の戦闘システムは、かなり馴染みにくいものでした。レベルを上げてごり押しという攻略パターンが取れないシナリオが多く、そこそこの戦術が必要とされる機会が多いのですが、作戦を立てる以前にルールが分からないのには参りました。慣れるまでは、大して強くもない小ボスクラスの敵を倒すのにも苦労させられる始末です。ザコ敵との戦闘にも時間がかかりますし、そのザコ敵も楽勝して当たり前のようなものから、中ボスぐらい強いものまでいて結構疲れます。せめて行動順が予測しやすければよかったのですが。

シナリオごとに異なるキャラデザインの漫画家を起用しているのに、ゲーム本編でそれがほとんど意味がないのは残念でした。せめて会話時やメニューで顔グラフィックでもついていれば、さらに雰囲気が味わえたと思います。私の場合は特に箱と説明書がないため、余計に寂しい感じがしました。

ストーリー的にもシステム的にも異色で、なかなかの意欲作でした。良い意味で当時のスクウェアらしくないゲームです。普通のRPGとは違う部分が多く、各シナリオやシステムのルールも非常に分かりにくいのですが、それさえ乗り越えてしまえば悪くありません。昔のRPGが好きだったという人なら、プレイして損はないと思います。プレイ前に雑誌で終盤のネタバレを読んでしまったのが、今思うと残念でなりません。

2007年8月20日(月):幻想水滸伝カードストーリーズ

GBA用ソフト「幻想水滸伝カードストーリーズ」をクリアしたのでその感想など。PSで発売された幻想水滸伝2をベースとしたトレーディングカードゲームをGBAでプレイできるというゲームです。ゲームは幻想水滸伝2と同じようなストーリーで進行するRPG風になっており、戦闘はカードバトルで、カードの入手も戦闘やショップなどの普通のRPGのアイテムのような感じで行います。新品が500円というすごい値段になっていたので、試しにプレイしてみました。前提として、幻想水滸伝2はプレイ済みです。

カードゲームのルールは、場にミッションカードと呼ばれるカードを出し、互いにカードを出し合って先に条件を満たしたほうがポイントを獲得する流れを繰り返し、ポイントのノルマを先に達成したほうが勝利というものです。私のカードゲーム経験が浅いこともあってか、ハイレベルな駆け引きをするレベルまでは辿り着けませんでしたが、いかに相手の妨害をしつつ自分の取りたい作戦を実現させるか考えてデッキを構築するのは割と面白かったです。そして、それが見事にはまって相手を封じこめた時は快感です。デッキの相性が割とはっきりしているため、負けてもちょっとデッキをいじれば何とかなるのもカード初心者の私には助かりました。

RPGパートは幻想水滸伝2を思い切って短縮したストーリーで、原作を知った上でプレイすればツッコミどころ満載である意味楽しめます。バッサリとカットされた部分が多かったり、主要なイベントすら流れが変わっていたり、ラスボスの設定が違ったり、108人集めがなくて水滸伝ですらなかったりと、実に大胆です。音楽も幻水2のものをピコピコ音で鳴らしている感じで、それもまたある意味で面白かったりします。ただ、カードゲームを無理にRPGにしたことで、入手方法を知らないと欲しいカードが全然手に入りません。さらには同じ場所で探索していても同じようなカードばかり手に入るなど、カード入手に偏りがありすぎる気もしました。特に敵に兵力勝負デッキが急増するあたりでは、それに対応するデッキがいつまで経っても作れずなかなか厳しいです。

せっかくGBAソフトにしたのに、それをあまり生かせていない部分が多く目立ちました。特にカード管理には不満が残りました。カード数が多いのに、検索機能がイマイチ使いにくいですし、最大4つまで持てるデッキも同じカードを複数のデッキに入れることはできません。どうせ複数のデッキを1戦闘で使うことなどないのですから、変にカードであることにこだわらず、単にデッキの組み合わせパターンを記憶するレシピのようなシステムにしてくれれば遊びやすかったのですが。レシピは一部の町でしか扱えなく、使い勝手がイマイチです。相性のいいデッキを作れば簡単に勝てることが分かった相手でも、そのためにデッキをいちいち組み替えるのはあまりにも面倒くさいです。おかげで新しく入手したカードを使った作戦を模索する気にもなれませんでした。さらには携帯ゲーム機なのに中断機能がなく、長い連戦や地下10階にも及ぶダンジョンは苦痛です。

また、GBAの画面の小ささなどの欠点を克服できていないようにも見えました。せっかく何人ものイラストレーターが参加してカードをデザインしているのに、絵を拡大する機能もなく潰れたイラストしか見られないのは残念でした。公式サイトを見てはじめてこんなイラストだったのかと分かる始末です。またカードの説明文にやたら長いものが多く、スクロールするのも面倒くさいです。

ファンアイテムにしては遊べるほうだとは思いますが、全体的に中途半端な印象が強く残りました。RPGとしても、ファンアイテムとしても、不満点が多いです。カードゲームとしての出来は、カード経験が浅いのでよく分かりませんが、何となく淡々としている感じがしました。カードの性能にニヤリとしたり、ストーリーの違いにツッコミを入れたりと、幻水ファンならそれなりに楽しめるとは思います。もっともこのゲーム、幻水ファンしか買わないとは思いますが。

2007年8月11日(土):ハム

これが噂に聞く梅雨というものなのか!?というぐらい蒸し暑い日々が続き、なんだか更新するのもダル~いという感じです。明日からはカラッと晴れるようなのですが、この季節にカラッと晴れても今度は普通に暑いんだろうなぁ。そんな中、数日前に札幌ドームの日ハム戦を観てきました。

観戦前日あたりに突発的に発生したプラン。平日のナイトゲームで、内野自由席に入った先行部隊と合流する予定だったのですが…まさかの自由席当日券完売。結局合流することはかなわず、一人で上のほうの席に座って妙に寂しい観戦となってしまいましたとさ。夏の恐ろしさというものは身にしみてよく分かっているつもりだったのに、平日の試合にあれだけ人が入るとは全く予想できませんでした。子ども連れ多すぎです。夏休みをナメてました。

でもまぁ、その分まったりと観戦することができたわけで、それはそれでアリ。試合は日ハムが先制したものの8回に追いつかれ、しかしその直後に突き放すという展開で勝利。ハプンはあっても、勝てばOK。そんなもんです。

みどりすたいる雑記>2007年8月
最終更新:2007年8月21日 制作:ちょこた