2008年5月の雑記

2008年5月30日(金):フロントミッション2089

昨日発売された「フロントミッション2089 ボーダーオブマッドネス」を買ってきました。アプリ版をフロントミッション1STのエンジンを使ってリメイクしたようです。月額制アプリはいくら金がかかるか分かったものじゃない上、会員登録をやめるとセーブデータが消滅するってので敬遠していたのですが、これなら安心してプレイできます。

ちょっとプレイした感じだと、FM1STとプレイ感覚はさほど変わらず、細かい部分でテンポアップしている分遊びやすいですね。システムは属性とか2以降のシリーズのものをいくつか積んでいますが、基本は1です。シリーズ経験者にとってはかなり取っ付きやすい…と思う。セットアップ画面がちょっと独特で、馴染むまでに時間がかかるかもしれませんね。あと、タッチペンでも操作できるようにメニュー類は改良されてるみたいです。その反動でキャンセル時とかにボタンを押す回数が増えたり、確認メッセージが多くなったりするのは微妙なところですが。

それにしても、このゲーム全体から漂う地味さが圧倒的ですな。FMシリーズの公式ブログでは、あまり予算が無いプロジェクトみたいなことを書いていましたが、どうやらかなりのようです。スクエニのゲームなのに、無駄に豪華なオープニングムービーが入っているわけでもなく、画面はSFC版をベースとした2D、システムも前作のアレンジで、音楽も一部流用してますからね。しかも、最新作とはいってもアプリ版という原作があったりして。私としてはそんなことは全然気にならないどころか、それもシリーズの味のうちだと思う程なのでさっさと買ったわけですが、売上とかシリーズの将来とかがなんか心配になってきますね。ちょうどフロントミッションオンラインが明日でサービス終了になるらしいですし…。

買ったはいいものの、まだヘラクレスの栄光もクリアしていないので、本格的なプレイはもう少し後になりそうな予感です。しっかし、ヘラクレスの栄光にしてもこのフロントミッション2089にしても、3ヵ月後ぐらいにはものすごい安値でワゴンに入ることになるような嫌な予感がします。

2008年5月26日(月):DS版フロントミッション1

DS用ソフト「フロントミッション ザ・ファースト」のUSN編シナリオをクリアしたのでその感想など。ヴァンツァーと呼ばれるロボットを使って戦うシミュレーションRPG、フロントミッションシリーズ第1作のPSリメイク版に、さらに追加要素を入れてDSに移植したものです。PS版で新たに追加された「USN編」のシナリオに加え、いくつかのサブイベントや大型機動兵器、引継ぎの2周目といった要素が追加されているのが特徴的です。新作「フロントミッション2089」が発売されると聞いて、その前にUSN編シナリオをプレイしておこうと思い購入しました。

PS版で追加されたUSN編のシナリオは今回初めてプレイしましたが、公式で「単体の作品として発売できるだけのボリューム」と言うだけあって、ミッション数は20以上で15時間以上のボリュームと、普通に1本の関連作品として楽しめるほどの充実した内容でした。後付けながらもさほど違和感はなく、元のシナリオ(OCU編)との絡みも大げさすぎない程度に用意されているのが良かったです。OCU編をクリアしているのが前提となるため、序盤はOCU編よりかなり歯応えのあるバランスでした。一方でユニット数が多すぎた感のあるOCU編よりも少なめになっており、テンポがかなり良くなっていました。

DSに移植されたということで、操作感やデータの見やすさが改善されているかと思いきや、何とも中途半端な仕様になっていて残念でした。元々字が小さい独特のインタフェースが採用されていて、ゲームの雰囲気を演出しながらも見づらいものでした。その字の小さい画面を無理矢理タッチペン操作させようとすることで、タッチ用の余計な表示が増えるなどして、見栄えが悪くなってしまいました。タッチするエリアが小さすぎて、タッチペンでの操作はあまり現実的ではありません。オプションでオリジナルとタッチ用のインタフェースを切り替えられるようにするなり、タッチ操作をバッサリ切り捨てるなりしたほうが良かったでしょう。2画面を使ったステータスについても、もちろん無いよりはマシですが、痒いところに手が届かない印象でした。また、PS版、DS版と装備が増え続けてかなりの数になっているのに、装備品の並び順がゴチャゴチャで、ソートすらできないというのは問題です。

追加要素はシリーズのファンにとっては嬉しいものが多いのですが、それが元々ヌルめのゲームバランスをさらに崩壊させる結果となってしまいました。追加された武装は純粋に強すぎるものが多く、カスタマイズの楽しみがやや損なわれてしまいました。特に大型機動兵器は使ってみたかったものの、自主規制しないとゲームとして楽しめなくなるほどでした。追加ミッション自体は難易度が高めで緊張感があるのですが、そこでレベルが上がると本編の難易度がさらに下がってしまいます。難易度調節も一応ついてはいますが、それだと序盤の高難易度ミッションが難しくなりすぎますし。もっとも、このDS版自体がシリーズのファン向けと考えれば、大した問題でもないのかもしれません。

DS版オリジナルの要素がどうにも中途半端でしたが、移植自体はさほど問題なくされており、原点である1作目を改めてプレイしたいというシリーズのファンにはオススメできます。ただ、周回要素にはバグがあるらしいので、それを期待する方はネットで情報収集をお忘れなく。とりあえずUSN編だけプレイしましたが、なかなか楽しめました。OCU編は少し前にSFC版をプレイしたばかりなので見送ります。

2008年5月25日(日):逆転裁判3

DS用ソフト「逆転裁判3」をクリアしたのでその感想など。逆転裁判シリーズの第3作をDSに移植したもので、DS版「逆転裁判2」と同様に、「逆転裁判 蘇る逆転」と同じタッチペンでも扱いやすいインタフェースの採用と、英語版の収録がされています。シナリオは1から続く三部作の完結編となっており、システムは前作から特に追加されたものなどはありません。完結編ということなので、前作と同様に2000円になったのをきっかけに買い、続けてプレイしました。

1・2から続くシリーズの完結編として、多くの登場人物やエピソードに決着がつき、実にスッキリした完結でした。もちろんストーリーのノリや演出力は3作目になっても衰えることがなく、2よりもさらに強い個性を持った濃いキャラが登場するなどして、意外とマンネリ感もありませんでした。トリックについても、2ほど納得いかないという部分は無くなり、難易度も適正なぐらいまで下げられています。難しい部分はいい意味で難しいですが。「霊媒」という現実的ではない要素の存在感が増したことに賛否両論あるようですが、1からずっと存在する要素なので、私としてはありだと感じました。

システムとインタフェースは1・2で完成されたものをそのまま使っているので、操作などには全く違和感なくストーリーに集中でき、非常に遊びやすいです。2の時点でかなり完成度が高かっただけに、むしろ余計な要素が足されていないのが良かったです。その代わりに、体験版でも遊べる主人公とは別の弁護士を操作するパートなど、既存のシステムをアレンジして新しさを演出しているのが面白いです。前作ファンにはたまらないシチュエーションもありますし。

ただ、やっぱりシリーズを通しての欠点として、どの証拠品をどのタイミングでつきつけるかが分かりにくいのは相変わらずでした。特に、似たような意味をもった証拠が複数ある場合や、話の流れで回りくどい説明をする場合など、余計なことを考えさせられますし、ミスすると時間もかかってしまいます。また、システムが2の時点で完成されてしまったせいか、マンネリとまでは言わなくても、どうしても新鮮さに欠ける部分はありました。第一作をプレイした時はインパクトが強かったというのもあるとは思いますが。

完結編の宿命として、おそらくこの3だけを単独でプレイしても100%の楽しさは味わえないでしょう。第一話からしてそこそこ複雑な内容になり、前作までの話がかなりあちこちに出てきます。そして、ストーリーは前作までの伏線の回収や、決着を着けるという色合いが強く、もともとの魅力だった逆転の快感や、追い詰められた法廷での緊張感は若干落ちたようにも思えました。これはゲームに慣れたせいなんでしょうか。

若干新鮮さに欠ける部分はありましたが、相変わらずの安定した面白さで、止め時がなかなか見つからなかったほどでした。1から順に3作プレイしてかなりの満足感を得られました。これだけのゲームが、新品でも一本2000円前後と安いのも嬉しいところです。DS、GBAだけでなく、PCパッケージやPCネット配信、携帯アプリといった様々な環境で1作2000円前後で遊べるので、迷っている方はとりあえず1からやってみる価値があるでしょう。ミステリーは硬派じゃなければダメ、という方でなければ楽しめると思います。

ついでに…キャラはどんどん濃くなっているので、3までプレイした今なら、最初は違和感を覚えたリメイク版1追加シナリオの濃いキャラも、受け入れられそうな気がします。

2008年5月22日(木):ヘラクレス

本日発売の「ヘラクレスの栄光~魂の証明~」買ってきましたー。序盤をちょっとプレイした感じだと、何ともスーファミ~PS1の時代を感じさせるRPGですね。背景とかには3Dが使われていますが、大して迫力があるわけでもなく、だからって見づらいわけでもないぐらいです。自動発動するスキルは組み合わせを考えるとちょっと面白いかも。装備に特殊能力がついているのがあったり、両手を武器にするか片方を盾にするかの選択もあったりして、意外とカスタマイズできる要素は多いかもしれません。低確率で強敵とエンカウントするのがちょっと懐かしい感じです。あとは、戦闘中の場の属性とも言えるエーテルは、今後のバランスがどうなるか楽しみです。

オープニングムービーはプロダクションIG制作で、単体で見れば綺麗ですけど、なんかゲームから浮いてるようなテイルズっぽいような雰囲気です。いらないような気もしますが、CMを作る以上仕方ないのか。インタフェースは若干使い勝手が悪いですね。タッチペン対応の関係でしょうか。なんか直感的じゃないというか、ステップが無駄に多いというか…。あと、戦闘のテンポがあんまり良くないので、最初はともかく、長くプレイしているとイラつくかも。後は、カメラを回しても十字キーを押しっぱなしだとずっと同じ方向に歩くのに若干違和感がありました。扉の前などで自動回転されるのはオプションで切れるみたいです。

ある意味一番の懸念材料だった、タッチペンのミニゲーム形式で魔法を強化するシステムですが、嫌ならやらなければいいってことになりそうです。ただ、タッチペン操作をすると、現時点ではノーリスクで威力を上げられるだけに、ボス戦などの強敵を相手にした時は使わざるを得なくなってきます。さすがに威力170%なんて数字を出されると迷うなぁ。

とりあえず最初の3時間ぐらいだとこんな感じです。あんまり関係ありませんが、このソフトを買ったことでついにクラニンのプラチナ会員になりました。いつの間にそんなに任天堂関係の物を買っていたんだろうか…。とにかく特典のプレゼントが楽しみです。

2008年5月17日(土):逆転裁判2

DS用ソフト「逆転裁判2」をクリアしたのでその感想など。裁判を題材としたアドベンチャーゲーム、逆転裁判シリーズ第2作のDS移植版で、移植にあたって「逆転裁判 蘇る逆転」と同様のタッチペンに適したインタフェースの採用や、英語版の収録などが行われています。基本的なシステムは前作とほぼ同じですが、証拠品を使ってウソを見破る「サイコ・ロック」というシステムが新たに導入されています。前作から続く3部作の1つということでそのうちプレイしようと思っていたところ、先日2000円の廉価版が発売されたので買ってみました。

前作「逆転裁判 蘇る逆転」の完成されたシステムや、シリアスありドタバタありのシナリオ、爽快感のある演出、個性的な登場人物、使い勝手の良いインタフェースといった優れた要素が継承されており、非常に遊びやすいものでした。新しいシナリオや登場人物は前作のキャラに食われないだけの強力なインパクトを持ち、前作でも登場したキャラはイメージを壊さずに活躍するあたりのバランスは、見事と言うしかありません。

数少ない新システムの「サイコ・ロック」は、前作ではフラグ立てに終始していた探偵パートに程よい緊張感とアクセントを加え、さらに貴重なゲージの回復手段という攻略上重要な位置付けになるという、なかなか良いシステムでした。映像としての演出もそれっぽい雰囲気が出ていますし、キャラの個性の演出に使うなどの工夫もあり、完成度はなかなか高いです。

一方、大きな変更がないということで、前作で不満だった部分もそのままです。つきつける証拠品やタイミングが分かりにくいものは相変わらず多いですし、逆に考える必要が無いほど過剰なヒントが出されることもありました。デフォルメされた世界観とは言え、いくらなんでもそれはないだろうというトリックや謎があったりして、解いた後も腑に落ちないということもありました。

また、難易度が前作と比べて高くなっています。話の内容やトリックが複雑になっただけでなく、ヒントが少なくなった上に、一撃ゲームオーバーなどの要素も追加されたため、想像以上にてこずる箇所がありました。ゲージがパートをまたいでも回復しなくなり、サイコ・ロックとも連動しているため、ゲージが少ない状態かつやけに難しい箇所でセーブしてしまうと、何度も何度もやりなおしになることがあってちょっと疲れました。

もともと完成度の高い作品の追加シナリオといった感じで、違和感なくプレイできました。ストーリーに前作の設定が多く使われている上、シリーズ独特の「霊媒」といった非現実的な要素も平気な顔をして出てくるので、プレイするなら前作が気に入るかどうか試してからのほうがいいとは思います。前作が気に入った人には文句なしにオススメです。

2008年5月13日(火):積みゲー

新作ソフトに飛びつくということが滅多にない私ですが、今月は購入予定ソフトが2本あります。

一つは「ヘラクレスの栄光~魂の証明~」。ヘラクレスの栄光と言ったら、スーファミ時代に終わったと思われていたシリーズなわけで、何で今となって復活するのかとちょいと興味があります。シリーズの版権を引き継いだとかいうパオンの名前があるのは当然ですが、任天堂から発売されるというのもまた不思議さアップと言いますか。

もう一つは「フロントミッション2089」です。ほどほどの距離感で追いかけてるシリーズなので、せっかくだから買ってみようかと思い。アプリのリメイクだとか、キャラの名前が微妙だとか、微妙に不安な部分はありますが…。とりあえず予習として、DS版フロントミッション1STのU.S.N.編はこの前クリアしておきました。このゲームのアプリ版は、見た感じアークと同じ国末氏の絵だったみたいですね。1STのU.S.N.編サブキャラクターデザインとかもやってたみたいです。ケビン・マリア以外はもしかして…?

しかし…先日64ソフトに手を出してしまったのを筆頭に、最近積みゲーがものすごい勢いで増えています。そんな時に限って、今まで探してもなかなか見つからなかったマイナーなスーファミソフトを連続で発見したりしてしまい、加速が止まりません。最近は更新もテレビもそっちのけで、ものすごい勢いで崩しているはずなのですが、そのペースを上回るなんて…。これに重そうな新作2本を加えたら、どうやって崩すんだこれ?

ちなみに今プレイしているのは、DSの逆転裁判3と、N64のドンキーコング64です。逆転裁判3は相変わらずのサクサク感と面白さで、クリアまでそれほど時間はかからなさそうです。一方のドンキーコング64は、まさかこんなにボリュームがあるゲームだとは思いませんでした。100%目指そうと思ったら、それこそ50時間ぐらいかかってしまいそうな予感。最近はどういうめぐり合わせか、短いゲームが多かっただけに、余計に長く感じますね。

勢いに任せてヨッシーストーリーとマリオストーリーに手を出したのは失敗だったのかな。積みゲー崩し的には。いつでも手頃な値段で手に入るゲームは、後回しにしてもいいはずなのに…油断したか。

2008年5月12日(月):な…

なんじゃこりゃあああああ!

2008年5月7日(水):G・O・D

SFC用ソフト「G・O・D~目覚めよと呼ぶ声が聴こえ~」をクリアしたのでその感想など。「GREAT3 MEETS IN G・O・D」とパッケージ裏に書かれており、劇作家の鴻上尚史氏が製作総指揮・脚本・演出、漫画家の江川達也氏がキャラ・モンスターデザイン、デーモン小暮閣下が音楽監督という豪華なメンバーがウリのRPGです。近未来の地球を舞台としており、魔法の代わりの超能力である「サイコ」や「チャクラ」、各地でまんじゅうを収集するシステムなどの要素が特徴的です。SFC末期のRPGにまだ隠れた名作が眠っているかもしれないと、とりあえず買ってみました。

現実世界をベースとした世界観や、ちょっとしたキャラの面白いセリフ、色々な所からのパロディネタに、意外と重いストーリーと、演出面で他のRPGとは一味違う個性があります。各地の街は個性を強烈に誇張したデザインで印象が強く、それぞれに特産品や収集アイテムのまんじゅうがあるなど、単なる補給ポイントでは終わらせないという意気込みが感じられます。さらに、主人公の日記が当時の水準としてはかなり細かく記録されており、それを読むするだけでも楽しめる上に、あらすじやヒントとしても機能するあたりは結構先進的かもしれません。これらはメッセージが面白いからこそ生きる要素でしょう。キャラはそれぞれ個性的に描き分けられ、音楽は意外とRPGっぽく、悪くありません。

システム面では、レベルアップで覚えるキャラ固有能力の「サイコ」と、ポイントを振り分けて育成する7系統ある汎用能力「チャクラ」の組み合わせでキャラのカスタマイズができるというものです。「チャクラ」は地味な性能ながらも、好きなキャラに好きな能力をセットできるため、作戦に応じてキャラの能力を変更する楽しみがあります。特に中盤以降では自動的に効果を発揮する「複合チャクラ」というものが登場し、パーティの方針を色々いじれるのが面白いです。

インタフェースはかなり酷いものでした。まずメニューの挙動は重く、キャンセルした時の動作がコマンドによって違うなど一貫性の無さが目立ちます。アウトフィールドでは方向キーを一瞬入れても動いてくれないことがありますし、街などでは話したり調べたりした時の反応が結構遅れてくるので、慣れるまで激しい違和感があります。最初は無視されたかと思うぐらいでした。戦闘ではコマンドを入力する度に、ウィンドウが音を立てて開け閉めされるので無駄にテンポが悪くなります。戦闘中の装備変更がアイテム画面でSELECTボタンという極めて分かりにくいもので、しかも間違って装備品を使うと一発で消えてしまうという仕様は勘弁してもらいたいものです。こういう細かい部分でこのゲームのイメージが悪くなってしまったのは確かで、勿体無い気がします。

戦闘はイマイチな出来でした。システム的にはごく普通のドラクエタイプのもので目新しさはありません。ド派手な戦闘をウリにしているものの、1996年末のRPGとしては大したグラフィックではないどころか、上下のウィンドウ枠のせいでこぢんまりと見えるほどです。そしてテンポの悪さに加え、メッセージの遅さ、ダメージ表示前後の間の長さなどでさらにテンポが悪いものでした。さらには中盤を過ぎるぐらいまでは効率よく集団の敵を攻撃する手段が無い上に、敵味方ともにミスが多く、戦闘がやたら長引く傾向があります。極めつけはエンカウント率の高さで、テンポの悪さや長引く展開との相乗効果で、戦闘がやたらと苦痛になる時期もありました。あと、戦闘中のキャラグラフィックに違和感を覚えたのは私だけなのでしょうか…。

チャクラによるカスタマイズは未完成な感が否めません。複合チャクラの中に、レベルアップ時のパラメータ上昇量が増えるというものがあり、そのボーナス量が極めて大きいため、結局育成方針が限定されてしまうのが残念なところです。チャクラの育成に必要なポイントの入手量は序盤から終盤までほとんど増えず、育成した先が読めないのにも関わらず、育成方針の変更に時間がかかりすぎるのも痛いところです。チャクラ強化の限界が解除されるタイミングが中盤以降に偏っており、終盤の強力なチャクラを生かす機会がほとんどありませんでした。

一味違うRPGを作ろうという試みは面白かったのですが、ゲームとしては意外にも平凡でストレスの多いものでした。「GREAT3」のほかにもう一人、大物ゲームクリエイターでも入っていれば全然違ったのかもしれません。劇作家の方が関わっているだけあってメッセージや演出はなかなか独特の味があり、センスが合う人なら結構楽しめるとは思います。クリエイターのファン向けの作品です…が、顔グラフィックや一枚絵がないので江川達也氏の絵を楽しむ機会は少ないですし、デーモン小暮閣下は「音楽監督」というゲームではあまり聞かないポジションなので、なんだかピンと来ない部分が多いです。PSで「G・O・D pure」と言うリメイク版が出ているので、そっちをプレイしたほうがよかったのかもしれませんね。

2008年5月3日(土):microSD

先日、携帯用のmicroSDカードを買ってきました。台湾のA-DATAとかいうメーカーの製品で、2GBで1000円を切るというかなーり安い値段がウリのようです。SDカード類は機器との相性問題とかもあってちょっと不安だったのですが、ショップで確認したところ一応動作確認は取れてるということなので、玉砕覚悟で。とりあえず、私のW43SAでは正常に認識し、動作しているみたいです。耐久性とか転送速度とか、その辺はよく分かりませんね。今さらながら、滅茶苦茶小さいですねこれ。汚い部屋で無くしたりしたら…絶対無理だな。

とりあえずこれで、USBケーブルを使ってPCと携帯を接続すれば、携帯で撮った写真をPCに転送したり、PCで作ったデータを携帯に転送したりということが可能になるというわけです。それを何に使うんだと考えると特に何もないような気もしますが。あるとすれば、アークグッズ紹介で、持っている物だけでも写真を掲載するとかでしょうか。とはいえ、携帯どころか、カメラなんて今までほとんど使ったことがなかったもので、物を綺麗に撮るってのはなかなか難しいものですね。どうやって撮ったらいいんでしょうか。こんな地味なことにあまりお金をかけたくないのですが…。別にこだわるほどのものでもないか。

それにしても、2GBが1000円弱とはね…。随分前に買ったMOの存在意義がそろそろ危うくなってきました。もはや汎用性があるとは言いがたいMOの、その中でも汎用性の低い1.3GBのメディアが1枚で1000円強。2GBのUSBメモリの値段がそれに近いところまで下がっているとなると、もはやMOをあえて使う理由は無さそうです。

みどりすたいる雑記>2008年5月
最終更新:2008年5月30日 制作:ちょこた