明日は「英雄伝説空の軌跡セット」の発売日です。Amazonで予約したので、届くまでにはあと数日かかると思いますが。中古価格が新品価格並で安定しているソフトが3本セットで9800円、Amazon価格で7840円、1本あたりにすると普通のBest版ぐらいの値段になるわけだから結構お得です。しかし、ただでさえ多い積みゲーに、いきなり重量級らしいRPGが3本入るとなると、ちょっと重いですね。しかも、空の軌跡の前の予習にと思って買ったガガーブトリロジーも、3作目の海の檻歌がまだ序盤から中盤に差し掛かったぐらいだと思われます。これは今年中に崩すのは…無理そうですね。
他にもこの年末には、ワイルドアームズを制作したメディアビジョンの新作「RIZ-ZOAWD」も購入予定ですし、昔ながらのFFファンとしては「ディシディア ファイナルファンタジー」も買うかどうかは未定ですが、気になるところです。据え置き機では、2年半ぐらい前に買って放置していた天外魔境3をプレイしているのですが、長いこと長いこと。70時間プレイして、いまだにラストダンジョンにすら辿り着いていません。予想していたよりは遊べるゲームですが、さすがにそろそろ飽きてきました。積みゲー崩しにとって、この圧倒的なボリュームは強敵です。いやまぁ、崩すのが目的でゲームしてるわけじゃないんですけど…。
なんにせよ、プレイ時間的にも金銭的にも苦しい時期が続きそうです。ゲーム好きにとしては、ある意味嬉しい悲鳴なのかな。
PSP用ソフト「英雄伝説 ガガーブトリロジー 朱紅い雫」をクリアしたのでその感想など。ガガーブ3部作の2作目にあたる「英雄伝説IV 朱紅い雫」をリメイクしたもので、絆や神話を題材とした重厚なシナリオが特徴的なRPGです。シナリオ重視に生まれ変わったWindows版がベースとなっており、PSPへのリメイクにあたっては前作白き魔女と同様に、背景の3D化や戦闘システムの変更などがされています。ガガーブトリロジーを一通りプレイしたくなり、白き魔女に続いてプレイしてみました。
昔のドット絵のイメージと、現代風の作りが共存したリメイクの良さは前作譲りでした。相変わらずグラフィックが綺麗ですし、グラフィックのタッチやインタフェースは前作のものを引き継いでいてイメージが統一されています。相変わらずBGMも良く、物悲しいメロディーがイメージを盛り上げてくれます。さらに前作の最大の問題点だったロード時間が大幅に高速化され、非常に快適にプレイできるようになりました。前作との比較はおろか、PSPのRPGのなかでも快適な部類に入るほどです。
白き魔女とはうってかわってややハードなシナリオになりましたが、先が気になるタイプの面白いシナリオでした。相変わらず世界観やキャラの作り込みがしっかりしていますし、いい意味で大人っぽいキャラが多いのに好感が持てました。3部作としては、前作白き魔女との関連がくどすぎない程度に入っており、それを探す楽しみがありますし、前作の年表を引継げるシステムが嬉しいです。
戦闘システムにはやや難がありました。位置の概念があるターン制バトルなのですが、敵と味方が遠くに配置されることがあり、1ターン目が移動に費やされてしまうことがよくあるのが面倒でした。このシステムで隊列変更ができないのは痛いです。移動にかかる時間に加えて、魔法のエフェクトやコマンドのレスポンスなど、戦闘のテンポが悪いのも気になりました。ラストダンジョンのザコ敵やラスボスをはじめとする一部の敵が他の敵に比べて強すぎるなど、バランスが悪いと感じることも何度かありました。
シナリオは全体的にはいいのですが、ちょっとお使いイベントが多すぎるのと、とにかく移動のために走り回ることが多すぎるように思いました。前作クリア特典の「エクストラシナリオ」は、ただ前作のキャラとパーティが組めるというだけで内容が薄く、全く面白くありませんでした。前作キャラはレベル1で装備なしですし、内容も前作のボスを倒すだけでは物足りません。細かい部分では、広いマップで背景にノイズのようなものが時々入るのが気になりました。
基本的に一本道のゲームですが、シナリオはなかなか楽しめました。前作のいい部分はそのままに、問題点はしっかり改善されているのが良かったです。むしろこのロード時間で白き魔女を作り直して欲しいぐらいですね。難易度も一部を除けばやや歯応えがある程度で良好です。システムはシンプルすぎるところがありますが、シナリオ重視のRPGをやりたい人にはオススメです。
クラブニンテンドーのプラチナ会員特典が公開されました。私もちょうど去年の今ごろDSを買ってからというものの、新品のソフトばかりを買いあさって初のプラチナ会員に到達し、楽しみに待っていました。そして特典としてもらえるアイテムは…!
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ヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ
PS Storeで「注文しようぜ!俺たちの世界」という変わったタイトルのRPGの体験版が出ていたので試しにプレイしてみました。やけにボリュームがある体験版で、1時間半プレイしても終わりませんでした。そのあたりで疲れてやめましたが…。
ゲームの基本的な流れは、アイテム入手のクエストを請けて、それを自動生成ダンジョンから取ってくるだけというシンプルなものです。変わっているのは、その自動生成ダンジョンの設計をある程度自分でできること。地形は草原か荒地か、そこに出現する主な敵は獣系か虫系か、などといった条件で注文し、それに見合ったお金を払ってダンジョンを作ってもらうようになっています。草原に出る虫の羽が欲しければ、草原+虫で注文するといった感じです。
戦闘はランダムエンカウントのシミュレーション風バトルです。戦闘に入った場所の地形がそのままバトルの地形に反映されるのが独特。そのせいか戦闘突入はロードもなく、操作感も割と軽めですね。APがある限りなんどでも行動できるシステムで、次のターンへのAP引継ぎとか、待ち伏せや防御といった色々なシステムが入っているようです。敵もAPを次のターンに持ち越してきたりするので結構考えることが多く、難易度は決してぬるくはないかな。
そのほか、魔法合成とかアイテム図鑑、モンスター図鑑などのやりこめる要素はしっかり用意されているようです。敵を呼び寄せてアイテムや金を稼いで装備を集める、とチマチマプレイするのによさそうですね。ゲーム全体に漂うB級な香りは好みの分かれそうなところですが、好きな人は好きだと思います。派手さは全くありませんが、こういうのが好きな人は結構いそうですね。
こうやって一通りプレイできて、中身のわかる体験版ってのは参考になりますね。私はちょっとこの独特のノリが合わない感じがするので、とりあえず見送りになりそうですが…。ハマったら抜け出せないタイプのゲームかも。
PSP用ソフト「英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女」をクリアしたのでその感想など。1994年にPCで発売された「英雄伝説3 白き魔女」をリメイクしたもので、ストーリーを読ませることを重視した一本道の展開や、セミオート戦闘が特徴的なRPGです。リメイクにあたって、背景の3D化や会話時のキャラグラフィックの表示、システムの変更などがされています。PS版は以前にプレイしたことがあるのですが、英雄伝説4・5への引継ぎ要素があると聞いたので、あらためてプレイしてみることにしました。
ゲーム全体を通して非常に温かみのある世界観が描かれています。これだけ温かく、旅の途中で関わる登場人物一人一人の存在感が強いゲームはほとんどありません。ストーリー面でも、人がバタバタ死んだり恋愛したりという安易に感動を誘う展開ではなく、パッケージに書かれている通りの等身大の話が多く、好感が持てました。
リメイク部分ではグラフィックが綺麗でした。PSPの性能を生かした3D背景と2Dキャラの組み合わせで、もともとの2Dの世界が違和感なく3Dで再現され、最近のファルコム作品のような雰囲気にもなっていました。さらには大きなキャラ絵なども入り、見た目の古臭さがかなりなくなったにも関わらず、白き魔女の世界がそのまま再現されているあたりはセンスの良さを感じました。BGMには豪華なアレンジ版が使われており、綺麗なグラフィックと相まって、全体的に高級感のある現代のRPGに生まれ変わっています。
ただ、高級感のある作りになったために、原作の持つコミカルな味が失われた感じもありました。ドットキャラに似合う一部のコミカルなセリフは、キャラグラフィック付きだと違和感が出てしまうこともありました。また、軽いノリだった戦闘BGMが全然別の重めのものになったほか、章と章の間のチマチマしたデモが削除されました。綺麗なんだけど何か別物のような印象もちょっと受けました。一本のゲームとしては統一感が強まっているのも確かなので、これは一長一短ですね。原作を知らなければ特に気にはならないと思います。
最大の欠点はロード時間です。マップを移動する度に画面のド真ん中に「Now Loading」の文字が出て数秒待たされるのは、かなりきついです。戦闘の前後にもロードが入りますし、イベントの途中にも入ってしまうのは演出重視のゲームとしてはいただけないですね。戦闘中に魔法を使った時なんかにもいちいちロードが発生します。PSP-2000以降のキャッシュ機能のおかげで、同じマップの往復や戦闘前後などは劇的に改善されるのが救いですが…。このほか、一部メニューを選択してもロード、メニューのレスポンス自体もイマイチ、戦闘のテンポも中盤以降悪くなるなど、かなりストレスを感じる作りでした。
セミオートの戦闘は、ゲーム機用としては単調でした。PC版を体験したことがないので、元々どんな戦闘なのかは知らないのですが…。シンボルエンカウント制、戦闘時の画面切り替え、VPの代わりにMPを導入、ゲージ貯め必殺技や召喚魔法などが追加されるなど、様々なアレンジがされているようですが、どうせアレンジするならもっと根本からPSP向けに作って欲しかったですね。これだとオリジナル経験者にとっては単なる別物、初めてプレイする人には退屈という中途半端な状態です。
システム面では色々と問題も目立ちましたが、グラフィックやBGMの強化によって新鮮な気持ちで楽しめました。この手の癒されるタイプのRPGはかなり珍しいです。それだけにシステム面のストレスが溜まる作りが勿体無いですね。PSP初のRPGということで、色々問題もあったのでしょうけれど…。極端にストーリーに特化した作りや独特の温かい世界観など好き嫌いは分かれると思いますが、機種を問わず一度はプレイする価値のあるタイトルだと思います。
今月末にPSP用の空の軌跡セットを買う予定なのですが、それに先立ってというか予習というか、PSP版の英雄伝説3~5を衝動的に揃えてしまいました。3はPS1でプレイしたこともあるのですが、なにやら引き継ぎ要素もあるらしいので再プレイです。っていうか3はもうクリアしちゃいました。PS1の時より面白く感じたのはなぜでしょう。
3本ともPSP初期のゲームだからか新品では入手できず、仕方なく中古になってしまいました。レトロゲーとかで中古を買うことに全く抵抗はないのですが、DSやPSPで中古を買うのはこれが初めてだったりします。どうせ現行機のゲームなら新品で買いたいものですし、こういう移植ものは廉価版を出すなりAmazonで扱うなりして、常時入手できるようにしてくれるといいのですが。5なんかは中古でも入手が難しかった…。どれも意外と安くないものだから、3本で6500円もかかっちゃいました…。これでも安いほうだとは思います。しかしこうして統一感のある三部作が並ぶといい気分ですね~。
問題はレベル上げが面倒くさくなってきたアーク1とか、イマイチ天外1のテンションが上がってこない天外コレクションとか、2周目突入を控えたヴァルキリープロファイルとか、妙にPSPばっかり積みゲーが溜まってきました。せめてこのガガーブトリロジーだけでも、空の軌跡セット発売までに崩せるのか…!?