2006年11月の雑記

2006年11月28日(火):トレジャーハンターG

SFC用ゲーム「トレジャーハンターG」をクリアしたのでその感想など。ポイントを移動や攻撃などの複数の行動に振り分けられる「アクションポイントバトルシステム」や、シナリオと戦闘の両方に関わる「オーパーツ」というアイテムが特徴的なRPGです。スクウェア最後のSFCソフトで、制作はスティングです。

アクションポイントを使った戦闘がなかなか面白いです。敵に近づくとポイントの消費量が増える一方、離れると消費量が減って行動回数が増えるシステムで、強力な近接攻撃を使うか時間のかかる遠距離攻撃を連発するかなど、色々な動き方が考えられます。また、登場する武器や防具に個性的なものが多く、安易な最強装備ではなく状況に応じた装備選びが重要なのも戦闘をより面白くしています。正面とそれ以外の防御力が個別に設定されていたり、属性の存在が大きかったりするのもまた戦闘の幅を広げています。

ギャグっぽい味付けがされた世界も独特の雰囲気が出ています。キャラ同士の会話はもちろん、街の人までもがやたらと個性的でしかも面白く、街で話を聞いているだけでも楽しめます。そして、適度にダンジョンが短いこともあってゲームがテンポ良く進み、プレイ時間以上の内容の濃さを感じられます。

ただ、中盤以降はストーリー展開が駆け足になっているせいか、街や会話において序盤のようないい味が薄まっているのが惜しいところではあります。個々のエピソードも序盤に比べると消化不良な気もします。終盤はダンジョンが長くなる上に戦闘にかかる時間もどんどん長くなってしまい、テンポの良さが損なわれているのも残念でした。ゲーム全体を通して序盤の勢いの良さを保ってくれればよかったのですが。

ゲームバランスについては、決して悪くはないのですがチグハグさを感じました。全体としてはドジを踏めば痛い目に遭う程度で、装備の切り替えさえきちんとしていればそれほどきつくはありません。しかし、かけらほどの緊張感も感じられないようなダンジョンがあったり、一方では突然妙に強いボスが出てきたりします。最終ボスとその直前のボスがやけに弱いのにはがっかりしました。そのさらに直前はものすごく強いのですが。グリッドレベル(戦闘ごとの消費アクションポイントの量)の上昇バランスもあまりにも駆け足で違和感がありました。

発売された時期が時期だけにあまり目立たないゲームでしたが、なかなか楽しめました。背景グラフィックなんかもさすがに綺麗ですし(その分見づらい所も)、音楽もバラエティに富んでいて飽きさせません。中盤以降のパワーダウンはちょっと残念でしたが、それでも密度の濃いゲームであることは間違いありません。いい勢いでプレイできました。

2006年11月26日(日):スーファミその24

スーファミを再購入してから約1年が経過しました。それからというものの、やるゲームが無くて退屈という状態が全くなくなり、本当にこれは買ってよかったです。ソフトが高かった時代にはなかなかプレイできなかったゲームも、今なら数百円で買えちゃいますからね。結局1年で20本ぐらいはプレイしたような…。まだまだやってみたいソフトはいくらでもありますので、もう1年は確実に遊べるでしょう。ゲームやりすぎ。

やっと気づいたこと。ちょっぴり期待していたWiiのバーチャルコンソールに興味が出ないのはなぜかと思っていたのですが、やりたいゲームは実機で全部プレイしてるからなんですね…。

2006年11月22日(水):PSP&PS3とアーク

PS1のゲームをダウンロード購入してPSPでプレイできる、ゲームアーカイブスのサービスが今日から始まったようです。タイトルラインナップにはアークザラッド1が含まれており、値段は525円と手ごろです。Wiiのバーチャルコンソールより安いんですけど。ただし現状では、PS3を経由しないとダウンロードすることができない、支払いはクレジットカードのみ、そもそも完結編となるアーク2が配信されていないなど、まだまだこれからという感じではありますが。将来的にどれも改善されるとは思うので、PSPでアークザラッドシリーズを本格的に楽しめる日も遠くはない…のかもしれません。

で、ファイル容量はどうなったんでしょう? アーク1のCD-ROMをPCに入れてみたら、524MB使用されているわけですが…。圧縮技術が向上しているとはいっても、GB単位のメモリースティックは必須ということになるんでしょうかね。

PS&アーク関連のついでに。PS3ではセーブデータをハードディスク内の仮想メモリーカードに保存するということなので、アーク2でメモリーカードの山(大げさ)に囲まれるという事態を打開するのに便利そうなのですが…。あろうことかアーク2をPS3でプレイすると「ゲーム中のいくつかの場面において、画面が正常に表示されない」という症状が発生するそうです。その他のアークシリーズのタイトルで不具合は出ていないみたいですが、ジェネのセーブデータはコピー禁止なので、メモリーカードアダプタを使ってもメモリーカード(8MB)からPS3に移行できないということになるはずです。アークシリーズって…。

2006年11月20日(月):アーク2発売10周年企画

ジャマイカ団」のアーク2発売10周年企画の一つ、合作バナーがついに完成しました。ジェネオンラインの戦友(?)であり、ジャマイカ団の常連でもある7人がアーク2のメインキャラ7人のドット絵を描き、まとめて各自のサイトのバナーにするという初の試みです。せっかくなので私も参加してみることにしました。そして、出来たのがこのバナー。では問題です。私が担当したのはどのキャラでしょう?(ヒント:逆さ)

ドット絵の制作なんていったい何年ぶりになるんだろう…。ヘタしたら今世紀初かもしれません。というわけで、いつもドット絵を作ってる方に意見を貰ったりもしましたが…やっぱりベースとなる形というか線が生きてませんね。まぁ、参加することに意義があったということで一つ。こういう作業はたまにやると楽しいですね。

なお、今回の企画に参加したのは「偏った拳の部屋」のMSTさん、「蒸し焼きいも」の凪舞さん、「ジャマイカ団」のマサキさん、「スターコレクター」の湯呑さん、「きのぬけたヘモ穴」のリョウさん、「Genuine Net City」のれもね~どさん、私の計7人でした。れもね~どさんには最後の組み合わせ&仕上げ作業もしていただき、感謝感謝です。7サイトの管理人による合作って結構凄いかも。ちなみに、文字違いで同じデザインのバナーが順次各サイトに掲載されていくと思います。皆さんお疲れ様でした。

2006年11月16日(木):聖剣伝説3

SFC用ゲーム「聖剣伝説3」をクリアしたのでその感想など。6人のキャラの中から主人公と仲間2人を選び、その選んだキャラによってストーリー展開が変化する「トライアングルストーリー」が特徴的なアクションRPGです。とりあえず今回の初回プレイでは、主人公は何となくホークアイ(ローグ)、仲間は回復役にシャルロット(ビショップ)と攻撃役にケヴィン(デルヴィッシュ)を選びました。説明書が無いのでクラスチェンジは適当です。

ストーリー面でもシステム面でも、自由度が高いのが面白いです。ストーリー面では、キャラによって展開が変わるだけでなく、昔のスクウェア作品の定番だった(?)中盤以降に世界各地を好きな順番で攻略できたりする展開もあるので、敵の強さを考えて攻略順を決めたりできるのが今となっては逆に新鮮です。システム面では、レベルアップ時のパラメータの上がり方を自分で決定できて、しかもその1ポイントでキャラの強化が実感できる調整が嬉しいところです。さらに、キャラの特性を大きく変化させるクラスチェンジというシステムも、さらに育成の自由度を高めていていいアクセントになっています。

また、前作同様に聖剣シリーズならではの温かい雰囲気のグラフィックと音楽がいい雰囲気を作っています。SFC末期のゲームだけあってかなり豪華なグラフィックですし、動きを全身で表現するドット絵キャラの躍動感は他でなかなか見られないほど凄いです。歩行モーションは大げさすぎる気もしますけど。

自由度を高くした反面、その自由度ゆえに粗の目立つ部分も多数ありました。ストーリーは最初と最後を除けば「8つの○○を××せよ」という流れぐらいしかなく、盛り上がりに欠けます。ゲームバランスもやや悪く、力を重点的に高めていかないと通常攻撃で1ダメージしか与えられないこともしばしばですし、回復魔法の使い手がいない時の事も考慮されているのか中盤以降のボスが弱いです。最終ボスの必殺技より、そこらへんのザコ敵が出会い頭に撃ち込んでくる必殺技のほうが体感的に強いのはさすがにまずいでしょう。ザコ敵の一撃が強すぎるというのもありますが。

そして戦闘があまり面白くありません。一度攻撃すると次に攻撃できるようになるまで間が空くのですが、そのタイミングがキャラがちょっと見せるポーズでしか判別できないのが痛すぎます。小さいタイムゲージでもあればまだやり易かったと思うのですが。さらに攻撃の喰らいモーションが大きかったり、戦闘中の歩行速度が遅かったり、攻撃方向が勝手に変えられたりするので、キャラを操作しているという感触が弱いです。また、必殺技は前作よりも使いやすくなりましたが、強い技を使うと猛烈な反撃を叩き込んでくる敵が多く、全然気軽に使えないのが痛すぎます。敵の特殊能力の発動を一切阻止できず、発動されたら回避できないのもあまり好きじゃありません。延々と回復連発するのだけはやめろ…。

特に面白くないのがボス戦です。敵から受ける回避不能な全体攻撃のダメージを回復しつつ、ただひたすら殴りまくるだけなので退屈そのものです。基本的にボスのHPはやたら高いので、ひたすらその繰り返し。見た目には個性的な敵も多いのですが、やることは結局どれもほぼ同じです。戦術を考える楽しみなどほとんどありません。小細工の効かない序盤は妙に苦戦しますが、攻撃力アップや属性付加を使えるようになると楽勝続きというバランスも問題です。

些細なことかもしれませんが、画面が見づらいのも気になりました。味方3人vs敵3体前後で殴り合いをするでも状況が把握しづらいのですが、大きすぎるダメージの数字表示などで何が起こっているのか本当に分かりにくいです。HP表示もキャラごとに画面の左上、右上、下に分かれていて誰が弱っているのか把握するのが大変です。メニューも操作が分かりにくいですし、操作に対するレスポンスが悪いのでイライラします。

SFC末期のスクウェア作品で、各方面でも高い評価を受けていることで期待していたのですが、私にはちょっと合わなかったようです。アクションRPGというより、自由度の高いATBというか…。複数周回前提の作りになっているようなので、何周かしたら見方が変わってくるのかもしれませんが…。素材は非常にいいものを持っているので、もっと作りこめば凄いゲームになっていたと思います。

2006年11月9日(木):ミスティックアーク

SFC用ゲーム「ミスティックアーク」をクリアしたのでその感想など。個性的な7つの世界と、アドベンチャーゲーム風の「ズームアップウィンドウ」、様々なものに宿らせることができる精霊のような「アーク」という存在が特徴的なRPGです。念のため…みどりすたいるで扱ってるアークザラッドやミスティッククエストとは何の関係もありません。

舞台となる7つの世界が実に個性的で、さらにアークという存在がシナリオ・謎解き・バトルの全てに絡んできてゲームの雰囲気を作り上げています。ほかにも渋い戦闘グラフィックや、山田章博氏によるキャラクターデザインなど、独特の世界観の構築が非常に上手いです。音楽も質が高く、しかも世界観にマッチしたものが多く、ゲームの雰囲気を盛り上げるのに一役買っています。

ゲームとしてはちょっと微妙でした。場所によって戦闘バランスが妙にきつかったり妙にぬるかったりのバラつきが激しすぎます。ストーリーは典型的なお使い系で、しかも一貫した流れが見えにくい中で7つの世界を順にクリアしていくために、ゲームを進めている実感が湧きにくいです。そのせいか、いつまで続くんだろうと思っていたら終盤だったという感じでした。ラストバトルもなんだか盛り上がりに欠けました。

戦闘はちょっと変則的なターン制が採用されています。ターンの最初と途中で誰が行動するかを選択でき、選択したキャラの行動が終わったら、そのキャラを狙った敵の攻撃が一斉に浴びせられるという珍しいシステムです。行動順をよく見ていれば多くの敵の攻撃をガードで受け流したり、HPの低いキャラを守ったりすることも可能ですが、行動順の法則がまるで読むことができず、戦略性が高まらないのが残念でした。さらに集中攻撃を受けやすいため、事故死みたいなものが発生しやすいのも難点です。主人公がやられれば即全滅扱いですし、それ以外のキャラがやられると元の世界に戻され(ドラクエで言うバシルーラを食らったような状態になる)、復活させるのに相当な手間がかかるのにもうんざりしました。ダメージ計算ひとつを取っても、乱数がかかりすぎて(上と下では2倍ぐらいの差が出る)全く戦闘のプランが立てられなくイライラしました。煮詰めれば面白いシステムになりそうなところが、単なる運ゲーになっているのが惜しいところです。

世界観などの素材がいいだけに、何とも惜しいゲームです。メニュー画面なんかも未完成な印象を受けました。せめて戦闘の出来がよければ印象はだいぶ違っていたでしょう。世界観に浸れる人ならかなり楽しめると思いますが、私はそれほど楽しめませんでした。

2006年11月4日(土):ラーメン祭りとUSEN

1週間ほど前の話になってしまいますが、たまたまチケットを貰ったのでHOKKAIDO ラーメン祭り2006とやらに行ってきました。ラーメンが25種類もあって、しかも普段なかなか食べる機会の無い道内各地のご当地ラーメンも並んでいて、選ぶだけでもかなーり迷います。結局室蘭のカレーラーメンを食べてみたわけですが、思いのほか食べやすい味でした。後でちょっと胃にくる重さですけど(笑)

イベント自体に満足したかと言われれば微妙です。屋外でラーメンを買って屋内に運ぶってスタイルなので、運ぶ間に冷めるし子供は走り回ってるしでもう大変です。当然並ぶのも10月下旬の北海道の屋外というわけで、黙って待つには寒いですよ。ラーメン自体も食べ歩きを前提としているのかカップ麺並みのサイズで量が足りません。量産されていて量が少なく、しかも運ばなくてはならないラーメンが1杯600円は正直高いですね。ライスや水の提供もなく、欲しければ併設されたコンビニの売店でおにぎりかペットボトルを買わなくてはなりません。ライスは仕方ないにせよ、水ぐらいくれよ…。しかも売ってたのは、タイミングが悪かったのかソフトドリンクばかり…。

極めつけは帰り道。屋外に出たあたり(まだ会場内)で、やたらテンションの高い連中が「抽選会やってまーす」とか言って半ば強引にクジを引かせてきます。この時点で痛々しい香りがしたのですが、同行者がクジを引いてしまったのもあって流れで私もクジを引いてみました。そうしたら「2等です!!!」。この時点で胡散臭い商売だということを確信。どうやらUSENの車載オーディオが「当選」したようです。なんとこの通常なら5万円もするようなUSENの機器が無料!とのこと。……クジ2枚のうち1枚しか開けてないんですけど?

その後延々とUSENの機器と無料の素晴らしさを説く兄ちゃん。こちらのテンションが低いと見るや、何とか盛り上げようと「もっと喜んでくださいよ!やったー!やったー!」とか言って万歳してみたりして、勢いで判断力を鈍らせようとするのは忘れません。このUSENのサービスを知ってるかどうか聞かれたから「聞いたこともないね」と答えたら、「若いのにそんなことも知らないの!?」と焦らせて判断力を鈍らせようとするのも忘れません。

しかし彼らも詐欺の疑いで逮捕されてはたまらないわけで、仕方なくそのUSENのサービスは月4700円程度かかることを申し訳なさそうに話します。その直後には必ず笑顔で「それ以外は全部無料ですから!」と付け加えるのはもちろん忘れません。最後に「どう思います?」と聞かれたので「こういう展開になると思ってたよ」と答えると、「どういう展開ですか?」。一応大きめの会社であるUSENの代理店のはずなのに、もう話の手口がそこらの悪徳商法と何も変わりません。一通り話を聞いたところで断って帰ってきました。もう少し食い下がってくると思ったので拍子抜けしましたけどね。

後でネットで調べてみたら、普通に申し込んでもこのUSENの機器は無料らしいですね。そして契約年数は3年。総額16万円以上にものぼるUSENの契約を勢いだけで取り付けようだなんて、とんでもない連中です。しかも違約金と解約金を足したら初年度で5万円だとか。さらに「USEN 当選商法」で検索したら出るわ出るわ(笑)。こうしてUSENの代理店はイベントに集まる子供や老人をカモって稼いでるんですね。全国各地で同じ事例があるみたいなので、それなりに組織的なんでしょう。

とりあえず主催者さん、こんな連中を会場内で堂々とのさばらせておくのはどうなんでしょう?場所代は相当いい金額を出すかもしれませんけど、はっきり言って不愉快もいいところでしたし、イベント自体の品位も疑います。もっとも、主催者がこんなところ見てるはずないとは思いますけどね。まぁ、いいオチがつきました。

2006年11月3日(金):イース フェルガナの誓い

Windows用ゲーム「イース -フェルガナの誓い-」をクリアしたのでその感想など…ってだいぶ前の話ですが。イース3(Wanderers From Ys)を現代風に大幅にリメイクしたようなゲームです。プレイ環境はオプションで「最軽量」を選ぶとやっと快適にプレイできるぐらいのスペックで、10月5日の雑記で書いたとおり、同梱されていた(というかこっちがメイン?)BUFFALO製のゲームパッドでプレイしています。難易度は最初は「NORMAL」で、クリア後にメルマガ登録者限定の「VERY EASY」も試してみました。

相変わらずアクションは爽快です。前作のイース6でもかなりの爽快感があったのですが、今回は6連斬りが基本となり、ゲージを消費すれば10連斬りも出せるようになり、相手の隙に攻撃をビシバシと叩き込む爽快感はアクションRPGとして理想的な形です。指は疲れますけど。慣れればボスだろうと大抵の敵の攻撃はかわせるようになりますし、イース6のダッシュジャンプのような奇抜な操作を要求されることがなくなったのもいいアレンジです。スペックが足りている限りはレスポンスが良好ですし、2段ジャンプの導入で空中姿勢の制御がしやすいのも遊びやすさをさらに高めています。

ボス戦の熱さも健在です。多数登場するボスがそれぞれ個性を持っていて、しかもほとんどが強い。それでもパターンを見切って攻略法を考え、的確に敵の攻撃を回避しながら攻撃していけば戦えるようなバランスは、他のアクションRPGにはなかなかないでしょう。それでも勝てなければレベルを上げれば力押しで何とかなるのも、私みたいなヘタクソにはありがたい措置です。

オリジナルがイース3ということもあって、シナリオやゲームのボリュームはちょっと物足りませんでした。初回プレイでも総プレイ時間はレベル上げの時間も含めて10時間程度で、エリアの数も多いとは言えません。ボス戦のリトライ回数が多いので、実際にプレイした時間はもう少し長いとは思いますが、イース6よりもさらに世界が狭く感じました。でもイースならこんなものでしょうか。さらなる高難易度モードやボス戦タイムアタックなどは用意されているので、上級者になればかなり遊び応えはあると思いますが。

私がヘタクソということもあるのでしょうけど、難易度「NORMAL」でもちょっと難しすぎる気はしました。今作では持ち歩ける回復アイテムが廃止されて、終盤までは敵が落とす回復アイテムをその場で使うか、セーブポイントにたどり着くしか回復手段がないので、ヘタにダメージを受けるとなかなか先に進めません。ダンジョンの仕掛け等でもイース6以上にアクション的な操作を要求される部分もありますし、ボス戦でも途中回復ができないためにかなりのテクニックが要求されます。最終ボスにいたっては半端じゃなく強く、一度は倒すのを諦めようかとも思いました。前作イース6の「NORMAL」とは難易度が段違いなのに同じ「NORMAL」という名前をつけるのはどうなんでしょう…。ただし、難易度「EASY」が最初から入っているので、アクションが苦手ならそっちから始めた方がいいでしょう。

イース6同様、爽快感抜群で安定して楽しめるアクションRPGです。ちょっとでも難しいのに抵抗があるなら「EASY」モードもありますし、メルマガ専用の「VERY EASY」でも導入すればよほど苦手な人でもない限りクリアにこぎつけることはできると思います。イースに関してはやられまくって試行錯誤するのも楽しいんですけどね。2D(風)アクションRPGが好きならプレイして損はないでしょう。

おまけについて

同梱特典の8枚組音楽CDは、全部イース3またはフェルガナの誓いに関するCDなので、当然ながら似た曲ばかりです。原曲がなかなか良いので各種アレンジバージョンは良いのですが、かなり古い機種のオリジナルサントラは私みたいなイース3に思い入れのない者にとってはあまり面白くありませんでした。どちらかというとマニア向け…かな。

同梱されたBUFFALO製のゲームパッドは、ちょっと品質が低いかなという気がします。イースをプレイしただけで既にガタがきているような…。攻撃ボタンとして使い込んだ2ボタンは微妙にカタカタいってますし、左スティックからはバネのような違和感が伝わってきます。十字キーはほとんど使っていませんが、物凄く硬い感触で細かい操作ができるのかどうか心配です。まぁ、値段を考えればこんなものでしょうか…。

2006年11月1日(水):アーク2発売10周年!

というわけで、本日は名作・アークザラッド2の発売日(1996年11月1日)からちょうど10年です。FF7までのつなぎの予定だったのに(爆)猛烈にハマったあの日々からもう10年ですか…早いものです。そんな10周年を記念していくつかの企画が動いていたりします。

まずは何といってもありのすさんの「アークザラッド2データベース」。本日オープン。タイトル通りアーク2のデータベース集なのですが、情報量が半端じゃありません。10年経った今もなお謎の多いアーク2ですが、このサイトで一歩答えに近づけると言えるでしょう。元々別形式のデータだったもので、私もhtml化作業で少しお手伝いさせてもらったのですが、その動機はみどりすたいるを更新するよりもこのデータを公開できる形にしたほうが有益だろう、と思えるレベルだったというわけです。アーク2のシステム方面のファンの方は、是非一度ご覧下さい。ただし、内容が深いのでアーク2初心者の方には決しておすすめはできません。

私も顔を出している「ジャマイカ団」でも、今日から1ヶ月間「10周年祭」が行われてるはずです。こちらはイラストとかの企画が持ち上がっています。一応、健全系のシュウファンサイトです。

ちなみにウチでは「アーク関連商品・グッズリスト」なんてものを用意しました。出回っていることがまず間違いないアーク関連グッズを、ただ網羅しただけのページです。どんなグッズがあるのか気になってもまとめてある所が見当たらなかったので、とりあえず作ってみました。…すみません、別にアーク2の10周年とは関係ないです。

それにしても、アーク2の10周年って書きづらいんですよ。アーク210周年って繋げて書くと、アーク2のセーブデータ選択で2100:00って表示されるような感じ(注:総プレイ時間100時間のファイル2)になってしまい…。江戸時代かと。

みどりすたいる雑記>2006年11月
最終更新:2006年11月29日 制作:ちょこた