先日、フルCG映画「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV」を見てきました。初日から。ど真ん中の席で。なるべく先入観を持たずに観たかったもので。映画単体としてもまずまず楽しめましたが、それ以上にゲーム版FF15への期待を大いに高めてくれる作品でした。
FF15の主人公ノクトはつかみどころのないイケメンという印象でしたが、この映画を観て思い入れが全く違うものになりました。もう「イケメンホスト(笑)」とか言えない。キャラの背景って大事ですね。映画には本人ほとんど出てこないのに。
今までに公開されてきたFF15のトレーラー映像も、この映画を観た後だと全く意味合いが違ってきます。特にUNCOVEREDあたりはグッとくるものがあります。ゲームの発売前から思いもよらない方法で楽しませてくれますね。
それと、CG映画の進化に驚かされました。実写とまでは言えないものの、CGであることを意識することもなく自然に観られるレベルです。CGのキャラが表情で演技をする時代になったんですね。BDで観たアドベントチルドレンFF7とは段違いでした。
主人公ニックスの声が綾野剛さんってのが心配でしたが、正直予想以上に良かったです。豪華声優陣の中でも立派に主人公してました。ちなみに忽那汐里さんは…。まぁストーリー上の立ち位置も含めて独自の存在感を示していた…かな。そんな酷いって程ではなかったか。
楽しむなら一応FF15の予備知識はあったほうがいいでしょう。公式サイトなどを見て簡単に世界観を予習しておかないと置いていかれるかもしれません。一応一つの物語は綺麗に完結していますが、大きな流れの続きはゲームで!ってことになるのでそこは理解しておく必要はあります。
本編への期待感を最高に高めてくれる、理想的なプロローグ作品でした。BD同梱版も出ますが、今のうちに観ておいたほうが楽しめるんじゃないかと思います。映画やwebアニメと連動して主人公たちに愛着を持たせていくスタイルは見事としか言いようがありません。あとは早くゲームがやりたい、それだけです。