ラストストーリー

WiiのRPG「ラストストーリー」をクリアしました。発表された頃からずっと気になっていたのですが、なかなか手が出ないまま今に至ってしまいました。敵の注目を集めて戦況を大きく左右する「ギャザリング」というシステムが特徴的です。

システムが独特で、ジャンルとしては一番近いのがRPGというぐらいの変わったゲームでしたね。一本道な作りになっている部分が多く、戦闘もストーリー上で発生するものはほとんどイベントバトルのように作りこまれているので、アドベンチャーをプレイしているような感覚も。王道RPGとは全く違うゲームでしたが、これはこれで新鮮な気持ちで楽しめました。昔ならこんなものRPGじゃないって投げていた可能性もありますし、なかなか人には勧めにくいゲームではあります。状況把握が難しすぎるなど色々と難もありましたが、新しいものを作ろうという意気込みが伝わってきました。

グラフィックはなかなか雰囲気が出ていて良かったです。SD画質なのが勿体無いぐらいで、HD画質で観たかったという意見がよく分かります。キャラも今やRPGの必須要素となった安易な萌えに走らず、いい意味で昔っぽいのが好印象でした。ちなみにストーリーはとっても王道です。

既存のRPGのイメージとはだいぶ違うゲームでしたが、これはこれでなかなか楽しめました。若干やらされている感もありましたが、ややマンネリを感じていたRPGとは一味違うバトルで飽きることなく最後までプレイできました。改良すれば大化けする可能性もありそうですし、続編に期待です。