PSP一覧

懐かしのPSP用サイト

明日からファルコムのぐるみんの体験版がPSストアで配信されるという話を聞いて思い出したのが、その昔存在していたPSP用ブラウザ向けのPS公式サイト。PSPが単体でPSストアを使えなかった頃に、多少ながらその代わりみたいな役目を果たしていました。すでに懐かしい。

そこにぐるみんや空の軌跡FCなど、今ではもう無くなった体験版があったんですよね。ファイルサイズは8MBぐらいで実行ファイルのみなどという大らかなものでしたが、PSPを買ったばかりの頃はなかなか夢を感じたものでした。当時Win2000のPCしかなく、PS3も持ってなくてPSストアが使えなかったので、重宝していました。PSストアが実装されてからは見に行く機会も少なくなり、あまり更新されなくなった挙句に廃止されてしまいましたが。更新しなくなっても、この手のサイトは記念に残しておいてくれてもいいのに。

せっかくだからPSストアのキャンペーンの応募にはぐるみんというのも検討してます。ただ、ファルコムのPSPソフトはDL版の割に高いのがネック…。新品でもディスク版のほうが20%も安いというのはちょっと考えちゃいますね。早く決めないと明日が締め切りじゃん。


幻想クロニクルクリア

先日記事にしたPSPの600円RPG「幻想クロニクル」をクリアしました。裏ボス的な敵を倒すまでプレイして、プレイ時間は30時間弱と結構遊べました。携帯アプリのRPGというとベタベタでヌルいイメージがありましたが、このゲームは強敵に対して装備の強化やレベル上げなどしっかりと対策をして進めるのがメインという、意外とゲームらしいゲームに仕上がっていました。ケムコがあえてこのタイトルをPSP参入第一弾に持ってきたのも、プレイして何となく分かった気がします。ちょっと突き放した大味なバランスやドット絵のグラフィック、やや古臭い音楽などスーファミ時代のRPGを思わせるものがあり、思っていたより楽しめました。

値段相当にチープなところも目立ちました。演出面のチープさはちょっと残念なレベルです。せっかくのドット絵キャラがいるのに、イベントのほとんどは冗長なメッセージと謎の効果音だけで進むので中身がイマイチ伝わってこない部分もありました。メニュー等は割と適当に作ったアプリ版を、そのままワイド画面に移植しましたという感じでやけに使いにくいです。屋内などから外に出た際にブラインド演出で画面を真っ白にし、その後真っ黒の画面でロードし、さらに真っ白な画面からブラインドで元に戻すという訳の分からない演出により目がやたらと疲れます。これ点滅も同然です。スクロールもガタガタ。ゲーム内課金システムが入っているのですが、それを簡単に実現するためなのか、セーブデータを他の本体で使えないというのも不便です。PSP→Vitaと移動させてみたかったのに、それもできません。移植のコストを削れるところまで削った結果なのかな、と思わされます。

値段の割にはかなり楽しめたのは確かです。このゲームが気になるっていう趣味の人なら試しにプレイしてみても損はないでしょう。今後もケムコは低価格RPGをPSPなどに出してほしいです。値段的に高望みはしませんが、もうちょっとだけゲーム機向けに調整してもらえれば…。


幻想クロニクル

PSNで今日から配信されているPSP用RPG「幻想クロニクル」を買ってみましたよ。お値段600円で容量は42MBとお手軽です。これも冒険酒場のように携帯アプリからスマホアプリを経て移植されたものです。携帯アプリで大量のB級RPGをリリースしているケムコのゲームで、個人的にこのB級感が好きなものだからたまに買っちゃうんですよね。低価格のDL専用RPGに妙なロマンを感じます。今となってはこういうドット絵でベタベタなRPGってコンシューマではなかなかありませんから。

ちなみにAndroid携帯で同じヒットポイント社のマシンナイトというのをプレイしたことがありますが、同じエンジンを使ってるようであちこち似てます。案外よく動くドット絵や、依頼・装備育成あたりのシステムは全く同じといってもいいぐらい。すごく大味なバランスなんかも似通ってます。画質がなんだかザラザラしてるのが最初ちょっと気になったかな。効果音がおそらく携帯時代と同じなのは残念です。メニューなんかも携帯時代のものを無理やり拡張したみたいで、とても使いやすいとは言えない代物ですね。あとはまあベタベタなRPGで普通に楽しめてます。

しかしケムコのPSP参入第一弾がなんでこの地味なタイトルなんでしょう…。携帯からの移植が珍しかった冒険酒場や、インパクトのある「俺に働けって言われても」あたりがちょっと話題になってましたが、このゲーム全く目立ってませんよね。ぶっちゃけオーラないし。Storeで十数件評価が入っててこっちが安心しちゃいましたよ。Androidだとまさかの基本無料で出ているマシンナイトはDL数が相当あった模様ですし、何らかのインパクトがあってもよかったんじゃないのかな。後発のiOS版が有料になったあたり、色々とアレだったのかもしれませんが…。ケムコはWiiウェアに参入しても最初の2作で終わっちゃったし、コンテンツ不足のVitaですらほとんど目立つことがなかったような。コンテンツの数は凄いものを持っているんだし、こういうB級ゲームたちがコンシューマ機で大活躍するのを見てみたいです。Android、それもうちのレグザフォンじゃゲームやるのきつくて。


冒険酒場ポータブル

現在夏休みセールとかで半額の300円になってるPSP用「不思議の国の冒険酒場ポータブル」。携帯アプリからの移植で前から興味はあったのですが、値下げを機に買ってみました。安いし22MBとメモステにも優しいですね。初代アトリエの人がシナリオを書いてるとかいうアトリエっぽいRPGです。採取したり敵を倒したりして素材を集め、料理を作って酒場を経営していくという流れのゲーム。採取パートが普通のRPGみたいなダンジョンになっているのが特徴。まだクリアはしていませんが、セール期間が終わる前にご紹介。22日まで!

さすがに元が携帯アプリの低価格ソフトってこともあり、全体的にものすごいチープさが漂っています。個人的には嫌いじゃないですが。グラフィックは想像よりもさらにシンプルな出来で、インタフェースは洗練されているとは言いがたいです。もちろん本家のアトリエなんかと比べればイベントの密度も低く、作業感は否めません。それでもシンプルに素材を集めて新しいアイテムを作るという作業自体はなかなか楽しいですし、プレイ時間はそれなりに長く遊べそうです。何より複雑なシステムによる縛りが全然なく、純粋にチマチマ作業できるってのは今時貴重な存在かもしれません。テンポもまずまず良好です。

見た目は値段相応のものですが、値段以上には遊べるゲームでしょう。いくらなんでもPSPソフト300円は安い。通常の600円でも文句はありません。ちなみに同じく300円でセールをしているアーカイブスのサモンナイト1も買ってみました。冒険酒場が終わったらプレイしてみるつもりです。


那由多クリア

那由多の軌跡クリアしました。一応2周プレイ。最初の印象どおり、ファルコムらしい堅実なアクションRPGでした。軌跡シリーズのファン向けにということでか難易度はかなり控えめでしたが、イース並にキビキビとしたアクションは爽快感がありますし、PSPで出ている他作品よりもボタンの配置などはかなり洗練されてました。サブイベントやストーリーもそこそこボリュームがあり、一通りの要素に手をつければ1周20時間以上は軽く遊べます。最近のファルコム作品の集大成みたいな出来で、新作アクションRPGとしてはなかなか楽しめました。

ただ、「軌跡」というシリーズ名をつけてしまったのはいかがなものかというか、最近のシリーズファンからすると騙された印象もあるでしょうね。軌跡シリーズというと、零以降は特にどんどん刺激的なストーリーへと向かっていますが、那由多はかなり王道に近い部類に入ります。今までの軌跡シリーズは全部話がつながっているのに、那由多は(今のところ)シリーズの世界観との関連も見られません。むしろ食べ物で経験値を稼げるシステムや、2人1組のパーティはツヴァイを思わせるものです。堅実で確実に面白いものの、驚きが全くないシステムなんてのはある意味軌跡らしいか。このあたりもファルコムらしいですね。