何を血迷ってか、ワゴンに入っていた「ドラゴンボール エヴォリューション」を買ってしまいました。あの実写映画版ドラゴンボールをゲーム化したという、存在自体がネタみたいなものです。パッケージ裏に「インパクト大!」なんて書かれてるゲームはなかなかないでしょうね。昨日ツイッターで購入報告をしたところ、今までにないほどの反響がありました。みんな実写版ドラゴンボールがよっぽど大好きなんですね~。え、違う?
とりあえず最初は映画の物語が楽しめるというストーリーモードをプレイしてみました。映画は見てませんが。原作とは似ても似つかない突っ込みどころ満載のストーリーや、リアルなのにやけに気が抜けたキャラのイラストがシュールすぎて、ニヤニヤが止まりませんでした。各キャラのグラフィックはに2種類ぐらいしかないですし、時々思い出したように挿入されるリアルタイムムービーもショボすぎて笑えます。クリア後に登場する隠しキャラがまた凄い。しかしこのストーリーだとすると、映画館で見たら残念だったでしょうね。
実写版ベースということで、あの「ストリートファイター リアルバトルオンフィルム」を思い出す人もいると思いますが、ゲーム中で俳優さん女優さんの写真は使われていないような気がします。映画が原作なのに、実写ムービーの一つも入りませんし。ギャラリーモードも絵コンテや背景セットの映像ぐらいのものです。
格闘ゲームとしては、一応ディンプス開発で、調べてみるとPSPで発売されている「ドラゴンボールZ 真武闘会」シリーズのシステムを流用して作られているということで、想像していたよりはよく動きます。展開はかなりスピーディでレスポンスも悪くはありません。ガードするとダメージが減るのではなく、高速回復するリカバリアブルダメージになり、さらにガードクラッシュゲージが凄い勢いで減っていくのは攻撃側防御側ともにスリリングです。ブロッキングに近い避けなんかもあり、上手い人同士で対戦すると意外と面白いかもしれません。もっとも、対戦する環境はまずないでしょうが…。
なお、ストーリーモードは3時間程度で終わる程度のボリュームしかなく、ミッションモードは説明書を読んでも操作方法さえわからないミッションがいくつも残り、ギャラリーモードは必要なポイントが高すぎてやる気にならないという状態になってしまいました。もうちょっと突っ込んだ記事を書きたかったのですが、これ以上プレイするのも微妙な感じになってきました。安かったしもういいかなー。