こんな僕が救う世界の感想 – 引きこもり軍師と陣形のRPG

近々セールが行われるということで、3DS用のケムコRPG「こんな僕が救う世界」の感想など。引きこもりの魔道師の青年(20代半ば)が慈愛に満ちた女王や仲間と出会い、軍師として活躍するという異色のストーリーが特徴的です。ガラケーで配信された頃のキャッチフレーズは「ラノベファンタジー」。なんだそれ。

開発はアルファディアやアスディバインシリーズなどのエグゼクリエイト社。元々はケムコ以外のサイトで配信されていたガラケーアプリですが、3DS版はケムコからのリリースになりました。3DSのエグゼクリエイト作品の中では、やや古い部類に入ります。

スマホ版は持っていたのですが、操作性や視認性があまり良くなくて4年ぐらい積みっ放しになっていました。3DS版が出たのを機に、今度こそクリアしようと買ってみました。

主人公が引きこもりということで、ストーリーはこんなノリ。引きこもりが家を出るところから始まるお話。豊富な知識と魔法の才能がある根暗な青年が、軍師として謀略や戦術を駆使して国の危機に立ち向かいます。ウジウジした主人公の成長も見所。

王道ストーリーが多いアプリRPGの中では風変わりな設定が魅力です。敵陣営の領主を騙したり、陣形を駆使して数で勝る敵部隊を撃破したりと、RPGらしからぬ展開が繰り広げられます。作戦の締めは主人公のパーティーが敵の拠点に乗り込んでボスを倒すので、これでもしっかりRPGしてます。

ストーリーは独特ですが、ゲームとしてはオーソドックスな見下ろし型のRPGです。ストーリーのボリュームは軽く10時間以上。さらに豊富なサブイベントやちょっとしたマルチエンディングも盛り込まれており、遊び応えはなかなかのものです。特に移民を集めるサブイベントはいいものでした。

ただ、軍師として拠点に戻る展開が多い関係で、同じ街の間の往復が多くなるのがちょっとくどいです。フィールドがやけに入り組んでいて迷いやすいですし、プレイ時間を引き延ばそうという意図も感じられました。プレイ時間の長さがウリになっていた時代の産物かもしれませんね。

クリア後要素は一応ありますが、エグゼクリエイト作品としては少なめです。データを引き継いでの2周目もありません。元が古いゲームだからでしょうね。もっとも、果てしないやりこみ要素があると敷居が高いとか、やらされてると感じる人には丁度いいぐらいだとは思います。

ちなみに元がガラケーアプリなので、スクロールはガタガタしてますし、効果音もチープです。すぐに慣れますが一応ご注意を。

戦闘はサイドビュー。主人公が軍師ということもあって、戦況に応じて陣形を切り替えるシステムが導入されています。陣形は毎ターン変更が可能で、「突撃陣」なら前列の攻撃力が上昇、「防御陣」なら全体の受けるダメージを40%に抑える、「包囲陣」なら後列のSPが自動回復するなど、その効果は絶大です。

さらに、陣形ごとに能力低下や状態異常への耐性が備わっており、敵の編成や状況に応じて使い分けることが重要です。陣形を適切に使えば敵を軽々と一掃できますし、軽視すればかなりの苦戦を強いられます。

面白いのが主人公が指示できるプリセットの陣形を使うだけでなく、立ち位置の変更によって陣形の形を作れることで、陣形効果を発揮できるシステムです。例えば上の画面写真で3番目のキャラを後列に下げれば、前列1人の攻撃力が大幅にアップする「一騎当千陣」に変わります。

プリセットでキャラの並び順を色々登録しておくことで、戦闘中に様々な陣形を使い分けることが可能です。弱っているキャラを守りつつ、動けるキャラの攻撃力を高めるなど、他のRPGではあまりない戦闘が楽しめます。敵の攻撃で陣形が崩されることもあり、思いがけない陣形になってドラマが起こるなんてことも。もちろん崩しに強い「護衛陣」というのもあります。

エグゼクリエイトのRPGといえば様々な育成システムのイメージがありますが、今作はシンプルに仕上がっています。スキル書を用いて自動発動スキルを覚えていくぐらいで、あとはレベルアップぐらいのものです。技のバリエーションが少なく、敵パーティーの編成もワンパターンなので、仲間の行動に関しては単調になりがちでした。陣形こそが今作の肝ということかもしれませんね。

プレイしていて目を引くのがこの雑を通り越して清々しささえ感じられるキャラのネーミング。舞台は「アルコール大陸」ですし、その他の人名や地名も全体的にお酒です。なんとも不思議なセンスですね。手抜きなのかマジメなのかよく分かりませんが。

主人公が軍師という設定を、ストーリー面でもシステム面でも前面に押し出していて、アプリRPGとしてはかなり独特の世界観が構築された作品でした。エグゼクリエイト作品としては少々シンプルすぎる部分もありますが、そこは陣形システムでカバーということで。元がガラケーアプリということを理解した上で、設定やシステムに魅力を感じる人はプレイして損はないと思います。

個人的には4年越しの積みゲーをやっと崩せたので、いい機会だったと思っています。ケムコには今後もガラケーアプリの移植を続けていってもらいたいですね。

こんな僕が救う世界の感想 – 引きこもり軍師と陣形のRPG」への4件のフィードバック

  1. すごくRPGツクールっぽいww
    でもこれ、元がガラケーなら相当豪華ですね

  2. ツクールっぽさもまた味ですぞ!
    ガラケー時代はボリューム満点って扱いだったんでしょうねー。

  3. FFMQについて情報はここでもよろしいでしょうか。
    最近入手しなおし、低LV攻略をやっています。

    >バトルポイント
    本作は低LV攻略が余裕で出来るゲームバランスなので
    クリアしても良いのは、装備品や魔法が貰える所位ですね。
    テレポの貰える所、或いは全てを全く攻略しなくても問題無いです。

    >ザッシュ(主人公)はほぼ忍者
    最終的には「青竜の爪」「手投げ爆弾」
    「ケアル」「レイズ」「テレポ」「ブリザト」「エアロ」
    「メテオ」「ホーリー」「フレア」だけで十分に戦えるので。
    全ての弱点を突く要素が欲しいのならば「魔神の斧」も追加。

    >雷属性、雷耐性
    実際は「水+風」の複合なので、
    雷属性に弱いの敵は「ブリザト」と「エアロ」の両方にも弱いです。
    白魔法で封印魔法のMPを節約したい時に「エアロ」が特に有効。

    >エスナ入手
    魔法データベースでは「氷のピラミッド」と記入ミスしています。

    >テレポ入手(チャート)
    確か、氷の洞窟の隣にあるバトルポイントでしたっけ。

    1. 掲示板もないのでここで大丈夫ですよ。
      情報ありがとうございます。

      ミスティッククエストの低レベル攻略ですか。
      考えたこともなかったですねー。
      当サイトは新規プレイヤーを想定してるので、それと考え方は違うかもしれないです。
      でも攻略という意味で不要なバトルポイントは確かに多いですね。

      エスナに関しては修正しておきます。ありがとうございます。
      テレポはたぶん時期の関係で次のページに載ってました。
      作成から13年経った今見ると、だいぶ分かりにくいチャートですね…。
      雷属性は興味深いのですが、現在実機で遊べる環境がないもので検証は難しいのです…
      本体とソフトはあるのですが画面が。

      古いサイトで時間や環境の問題もあって十分な対応はできないのですが、また何かありましたらよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

承認制です。日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)