今までにプレイしたシリーズ作品について長々と語るシリーズ語り、あまりにも長くなったので2回に分けたファイナルファンタジーシリーズの後編です。前編はこちら。今回は割と最近プレイしたものが中心です。
神創世界グリンシアの感想 – スタンダードすぎるアプリRPG
3月4日まで500円セールが行われているということで、ケムコの3DS用RPG「神創世界グリンシア」の感想など。オリジナルの開発はマジテック。スーパーファミコン時代を思わせる2Dグラフィックやサウンドが特徴的。元々はガラケー用アプリだったものを海外の会社が3DSに移植し、それを日本に持ってきたという不思議な経緯を辿ってきたらしいゲームです。普段はスマホで展開されているケムコゲーが3DSにきたということで迷わず購入しました。
発展途上のアプリアーカイブス
最近PSMで始まった「アプリアーカイブス」ですが、「デュオローグ」「ラストアイランド」という2本のRPGを購入してみました。スマホの台頭で絶滅危惧種となっているガラケーアプリを復刻していく試みということで応援の意味も込めて。ガラケーアプリは一昔前に相当な数が出ていましたが、ゲーマーにはあまり注目されていませんでした。その中には面白い作品が数多く存在していた可能性があるわけで、このプロジェクトには大いに期待しています。Vitaの物理キーで操作できますし。
知らない方もいると思うので一応補足。PSMはVitaでプレイできるプラットフォームの一つで、Vita用PSストアの「ビデオ」の横からアクセス可能です。PS3やPCのストアからではアクセスできません。現在ライセンス料がかからないのと、Unityというゲームエンジンが使えるというせいかインディーっぽい作品が数多く登録されています。結構自由な作品が多く、なかなかカオスなことになっているので一見の価値ありです。で、その中にアプリアーカイブスも登録されています。うーん目立たない。
基本画面はこんな感じで当時の画面を普通に引き伸ばしただけですね。もともと携帯アプリだということを分かった上でプレイすれば何ら問題はありません。ただ、フォントが妙に読みづらいものに変わっているのが残念。ぎこちないスクロールやイマイチ反応が良くないあたりも携帯アプリからの改善はありません。そこら辺は完全に分かってる人向けですね。
こんな感じで携帯のキーを表示することもできます。まさかの縦画面も。この場合はボタンが効かず、タッチオンリーで操作することになります。オマケ程度のものでまぁ趣味の領域でしょう。ゲームによっては必要になるのかもしれません。
で、肝心のゲーム自体ですが、残念なことに両方とも先に進めるのが困難な状況です。デュオローグは最初から動作が非常に不安定で、数十分に1回はフリーズします。挙句の果てに同じ場所で必ず同じエラーが出るようになり、進行不能になってしまいました。ラストアイランドのほうは特定のダンジョンで異常なまでの処理落ちを起こし、動作や画面がメチャクチャになってしまいました。激しく処理落ちしているだけで一応動いてはいるのですが、先のことも考えればこれを進めるのは現実的ではありません。辛い。
うちのVita本体やメモリーカードに問題があるのか、元々のアプリが不安定なのか、アーカイブスに問題があるのか。他の人がどうなのかという情報がネット上でも少ないのでサッパリです。金返せと言うつもりはありませんが、なんとか最後まで遊べるようにしてほしいものです。修正が無理ならせめて発生条件や回避方法だけでも知りたい…。
せっかくなので改善して欲しい部分も挙げておきます。まずは読みづらいフォント。携帯アプリはかなりクッキリしたフォントを使ってたはず。マニュアルが不親切なので配信当時の公式サイトでもつけて欲しいところです。あとはソフトキーの機能名表示っていうのかな、「メニュー」みたいなやつの表示がないのが不便なんです。押したら何が起こるか分かりませんし。あとキーコンフィグも欲しいなぁ。
アプリアーカイブスはぜひ応援していきたいプロジェクトなのですが、今の状態が改善されなければさすがに次の作品は買えませんね。現状ではラインナップはスマホ等でも遊べるものばかりですし。しかも大して宣伝されておらず、PSストアでは目立たない場所にあり、まるで話題になっていないのはちょっと寂しいです。このまま埋もれてシリーズが打ち切りになるという展開が一番もったいないので、何とか盛り上げてほしいものです。
レジェンドオブレガシーの感想 – 尖りまくった純粋なゲーム
先日クリアしたところでフリューの3DS用RPG「レジェンド オブ レガシー」の感想など。かつてサガシリーズの戦闘を作ってきたクリエイターがゲームデザインを手がけた、昔風であることを強く打ち出したRPGです。サガシリーズを思わせるようなイラストやシステムが盛り込まれているものの、実際にプレイしてみるとまた違った雰囲気でした。
今時の、ゲームを進めたご褒美にストーリーを見せてくれるものだったり、キャラを魅せるための舞台装置なんかではなく、ゲームそのものを楽しむことを主眼に置いた純粋なゲームと言えます。そんな尖った設計な上、システムがかなり取っ付きにくく、ものすごく人を選ぶでしょう。ゲームはキャラのオマケなんかじゃないと言わんばかりのこんなゲームは個人的には大好きですが、普通の人には決してオススメはいたしません。
FFL時空ノ水晶を試してみる
先日配信開始されたスマホ用RPG「ファイナルファンタジーレジェンズ 時空ノ水晶」を試しにダウンロードしてみました。基本無料でコマンドバトルのRPGができるというのと、旧作頼みじゃない完全新作というのが気になったもので。
どんなシステムになってるのかとやってみたところ、今時のパズドラ的なスタミナ制ステージクリア制のゲームで、戦闘がMPありのコマンドバトルになっているという仕組みでした。ストーリーに関わるステージでは前後に会話デモが多く入ってます。マップを歩いて探索するという要素は無く、ストーリーを読んで敵と複数回戦う形です。
ガチャ要素はパラメータやアビリティをセットできるマテリアのような「幻石」の入手。もうちょっと革新的なものを期待していたのですが…まぁこんなもんでしょう。育成はもちろん幻石とアイテムの合成です。3キャラが各4箇所に装備できるので育成は大変そう。
また、サブイベントや課金のオマケで入手できるCPというポイントがあり、CPを使って入るステージが多数用意されています。これが入手量の割に要求される量が非常に多く、現時点ではなんとも窮屈な印象でそこが一番の不満点ですね。その報酬も確定で出るわけじゃないし、出なければ課金で強引に出せるというのもまたうーん。
戦闘画面はこんな感じ。キャラはドット風のSNSアバターみたいな感じです。左手でターゲットを選択し、右手で行動をタップするだけで戦闘ができるのはなかなか快適。不必要なものは削ぎ落とされてはいるものの、非常に良く考えられてると思います。通常画面ではメニューを大抵のタイミングで呼び出せるなど、横画面でもUIは使いやすいです。
ちなみに、一応お約束の招待コードは「OREsuT3R0RL94g」だそうです。この手のありきたりすぎる上に面倒なだけのシステムにもそろそろ改善入らないものですかねぇ。レビューがコードで埋まって機能しなくなるし。気になるタイトルがあっても、リセマラ必須みたいな話を聞くとやる気失せますし。このゲームは…どうなんだろう。
今のところ、続くかどうかはかなり怪しい情勢です。