Vitaでアーク…あれ?

Vitaにも対応したアーカイブス版のアークですが、メモリーカードのデータを各タイトルで受け渡すシステムが搭載されていない可能性がありそうです。

具体的にはアーク2の初回起動時にセーブデータが存在しなければアーク1のデータを読み込む仕組みと、アーク2とモンスターゲームのセーブデータが共有される仕組み。十分に検証したわけじゃないのでハッキリしたことは言えませんが、現状では普通のソフトと同じようにメモリーカードがタイトル別に独立しているっぽいですね。メモリーカード管理機能を使ってコピーすれば普通に使えますが、モンスターゲームは非常に不便なことになる予感です。…もともとPSP版の時点でも不便でしたが。ちゃんとした方法はあるのかもしれませんが、Vitaでプレイする人がいたらご注意を。

この妙な仕組みは確かメモリーカード管理機能ができる前の産物でしたっけ。モンゲも同じセーブデータを使って遊ぶ別ゲームなんていう非常に特殊な代物ですし。当時としては挑戦的なゲームだったんだと改めて実感しますね。メモリーカード管理でコピーする以外の方法で共有する方法があれば教えてくださいまし。


Vita1.80

先日のVitaのアップデートでアークをはじめとするアーカイブスに対応したほか、ボタンでの操作ができるようになり、その他色々な修正がされました。ボタン操作ができるようになっても、タッチでの操作が体に染み付いていてついタッチしてしまいます。ブラウザを背面フリックでスクロールできるのはちょっと不思議な体験です。PSPソフトプレイ時に、タッチスクリーンの四隅をボタンに割り当てられるのは地味に便利です。今時のゲーム機はアップデートのワクワク感という楽しみがあるのがいいですね。とは言っても、PSPの後継機種への期待度から見ると、まだまだ最低限の機能が揃ってきた段階でしょう。今後の進化が楽しみです。

なかなか普及しないVitaですけど、グラフィックとかポテンシャルはかなり高いとは思うんですよね。数年前にPSPを買ったときはあまりにも美しい画面に驚きましたが、Vitaに慣れて久々にPSPをプレイすると「…え?」となってしまったのは衝撃的な体験でした。正直おもちゃみたいな感じでした。この感覚は一見の価値ありです。

とは言え、まだまだ使いにくい、分かりにくい箇所は多いですし、今後のソフトラインナップもかなり心配ではあります。実際イースの後の購入予定ソフトはないですし。秋以降何に使うんだ。現状では普及が進む要素はほとんど無いよなぁ…。


Vitaでもアーク

Vitaが先日のソフトウェアアップデートでゲームアーカイブスに対応し、Vitaでもアーク1、2、モンゲ、3がプレイできるようになりました。実際にやってみたところ、補間機能がいいのか画面が想像以上に綺麗で驚きました。もっとぼやけるかと思っていたのですが。セーブデータの管理機能はPSPと同様に、ソフト1本につき2つの仮想メモリーカードを持つ形でした。PS3並のものを期待していたのですが、携帯機じゃ扱いづらいのでしょうか。画面サイズはPSPとほぼ同じ調節ができるものの、任意でサイズを変更する「カスタム」がついていないのが残念。アークは元々ほとんどの画面で黒枠が入っているようで、ノーマルよりもやや拡大しないと高さが画面に合わないんですよね。あとは背面タッチでR2やR3にも対応ということで、特殊能力ショートカットやゴニョゴニョな機能も使えます。足りない機能は今後のアップデートに期待ということで、とりあえずアークが遊べる手段が増えたのは喜ばしいことですね。

一方でソニー製スマートフォンなどで展開されていたPS1ソフトの配信は終わっちゃうみたいですね。アーク1は配信されていたようですが、相変わらず詳しいことは分かりません。さすがに無理があったのか、新サービスに吸収されるのか…。

PS3ではPS2アーカイブスも始まったことだし、精霊の黄昏やジェネの配信にもちょっと期待したいです。オフラインでジェネやっても仕方ないような気もしますが、まさかのオンライン再対応とかどうでしょうか。……見たいような見たくないような。あとはプレイするのが割と難しくなっている機神復活も何らかの形で復刻してほしいですね。色々と大味なゲームでしたけど、消えてしまうには惜しいです。


冒険酒場ポータブル

現在夏休みセールとかで半額の300円になってるPSP用「不思議の国の冒険酒場ポータブル」。携帯アプリからの移植で前から興味はあったのですが、値下げを機に買ってみました。安いし22MBとメモステにも優しいですね。初代アトリエの人がシナリオを書いてるとかいうアトリエっぽいRPGです。採取したり敵を倒したりして素材を集め、料理を作って酒場を経営していくという流れのゲーム。採取パートが普通のRPGみたいなダンジョンになっているのが特徴。まだクリアはしていませんが、セール期間が終わる前にご紹介。22日まで!

さすがに元が携帯アプリの低価格ソフトってこともあり、全体的にものすごいチープさが漂っています。個人的には嫌いじゃないですが。グラフィックは想像よりもさらにシンプルな出来で、インタフェースは洗練されているとは言いがたいです。もちろん本家のアトリエなんかと比べればイベントの密度も低く、作業感は否めません。それでもシンプルに素材を集めて新しいアイテムを作るという作業自体はなかなか楽しいですし、プレイ時間はそれなりに長く遊べそうです。何より複雑なシステムによる縛りが全然なく、純粋にチマチマ作業できるってのは今時貴重な存在かもしれません。テンポもまずまず良好です。

見た目は値段相応のものですが、値段以上には遊べるゲームでしょう。いくらなんでもPSPソフト300円は安い。通常の600円でも文句はありません。ちなみに同じく300円でセールをしているアーカイブスのサモンナイト1も買ってみました。冒険酒場が終わったらプレイしてみるつもりです。


那由多クリア

那由多の軌跡クリアしました。一応2周プレイ。最初の印象どおり、ファルコムらしい堅実なアクションRPGでした。軌跡シリーズのファン向けにということでか難易度はかなり控えめでしたが、イース並にキビキビとしたアクションは爽快感がありますし、PSPで出ている他作品よりもボタンの配置などはかなり洗練されてました。サブイベントやストーリーもそこそこボリュームがあり、一通りの要素に手をつければ1周20時間以上は軽く遊べます。最近のファルコム作品の集大成みたいな出来で、新作アクションRPGとしてはなかなか楽しめました。

ただ、「軌跡」というシリーズ名をつけてしまったのはいかがなものかというか、最近のシリーズファンからすると騙された印象もあるでしょうね。軌跡シリーズというと、零以降は特にどんどん刺激的なストーリーへと向かっていますが、那由多はかなり王道に近い部類に入ります。今までの軌跡シリーズは全部話がつながっているのに、那由多は(今のところ)シリーズの世界観との関連も見られません。むしろ食べ物で経験値を稼げるシステムや、2人1組のパーティはツヴァイを思わせるものです。堅実で確実に面白いものの、驚きが全くないシステムなんてのはある意味軌跡らしいか。このあたりもファルコムらしいですね。