セパスチャンネル

DSiウェアのRPG「セパスチャンネル(公式サイト)」が今月末で配信終了になるというので、消える前にプレイしてみました。携帯アプリからの移植もので、哲学的なテーマとMOTHERシリーズを意識したようなグラフィックが特徴です。この不思議な世界観は好きな人がきっといると思いますね。

ボリュームは10時間にも満たないぐらいで、システムやテキストは極めてシンプル。装備の概念すらありません。自由度というものもほとんどありません。容量の少ない携帯アプリの中で工夫した結果という感じですが、それがかえってレトロゲーのような味になっていて悪くなかったです。こういうゲームならアドベンチャー感覚でサクッと遊べるのがいいですね。

ゲームバランスはかなり大味で、特にラスボスの強さはちょっと壊れ気味だったような。短いゲームだから3時間もレベル上げをすれば十分勝てるぐらいまでには成長するのですが、それがプレイ時間の1/3以上を占めるというのはちょっと問題かと。分かってる人がプレイすれば違うのかもしれませんが、シンプルなゲームだけに工夫の余地があまり無いように感じました。携帯アプリのお約束として強いボスが登場するってのがありますが、その位置づけなんでしょうかね。

万人にオススメできるタイプのゲームではありませんが、こういう個性的でコンパクトなRPGというのもありですね。現状スマホにも移植されていないので、配信終了というのはちょっと勿体無いような。G-modeは結構アプリゲームの資産がありそうだし、スマホなりコンシューマのDLソフトなりで残していってほしいものです。宮本ジュリアあたりいけると思うんですけどね。スマホだとドコモマーケットでRPGモードのサービスが始まっていますが、あまりやる気があるようには見えませんし…。


セルセタ現況

PSO2をメインで進めているので進行は遅いですが、セルセタもプレイしてます。とりあえず1周は大雑把にクリアして、あれこれ埋めるのに2周目をプレイ中。一番苦労したのは宝箱100%ですね。走り回って回収率99%を超えたあたりで残った宝箱が見つからなくなり、何時間探し回ったことか。2周目はマップが既に完成している分、行っていない場所が分かりにくくて大変です。フィールドを一通り走り、ダンジョンもすべて隅まで探索し、それでも2個が見つからず。

あきらめかけたところで、1つはラストダンジョンの片隅で発見しましたが、もう1つがなんと…キャスニア鉱山。チュートリアル的な最初のダンジョンです。まさかあんなところで取り損ねているとは…。なんかもう脱力しました。何時間も探した挙句、何が悲しくて最後が鉄塊。ドジですなぁ。

トロフィー的には難易度ナイトメアのクリアを残すだけとなりました。正直イースの最高難易度とかやりたくないんですけど、97%で止めるのも微妙なところですし、とりあえず挑戦だけはしてみようかな。


セルセタ

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ブログの更新が1週間も遅れてしまいましたが、Vitaソフト「イース セルセタの樹海」購入しました。このイースが出るというのがVitaの購入に踏み切れた大きな理由でもあるので、待ちに待った発売という感じです。Vita本体の発売前から発表されていて、割とすぐ出るのかと思っていたらこの時期とは。長かったなぁ…。待たされすぎて若干テンション下がったかも。最近はちょっとPSO2のプレイ時間が長くなってたり、プロ野球が混戦になってたりでまだ序盤ぐらいしかプレイしてません。

同じ原作(?)のSFC版とPCE版、それにPS2版をベースにしたアプリ版のイース4はそれぞれプレイしたことがありますが、今回のはまた大幅に手を加えてありますね。重要な固有名詞などが同じだけの完全新作といってもいいレベルでしょう。システム面はイース7をベースに、さらにテンポが良くなってる印象です。今のところ同じノーマルで比較すると、難易度は7より下がってる気がしますね。普通に期待通りの楽しさです。パリーグの混戦もそろそろ決着がつくことですし、そろそろ本腰を入れてプレイしますか。


幻想クロニクルクリア

先日記事にしたPSPの600円RPG「幻想クロニクル」をクリアしました。裏ボス的な敵を倒すまでプレイして、プレイ時間は30時間弱と結構遊べました。携帯アプリのRPGというとベタベタでヌルいイメージがありましたが、このゲームは強敵に対して装備の強化やレベル上げなどしっかりと対策をして進めるのがメインという、意外とゲームらしいゲームに仕上がっていました。ケムコがあえてこのタイトルをPSP参入第一弾に持ってきたのも、プレイして何となく分かった気がします。ちょっと突き放した大味なバランスやドット絵のグラフィック、やや古臭い音楽などスーファミ時代のRPGを思わせるものがあり、思っていたより楽しめました。

値段相当にチープなところも目立ちました。演出面のチープさはちょっと残念なレベルです。せっかくのドット絵キャラがいるのに、イベントのほとんどは冗長なメッセージと謎の効果音だけで進むので中身がイマイチ伝わってこない部分もありました。メニュー等は割と適当に作ったアプリ版を、そのままワイド画面に移植しましたという感じでやけに使いにくいです。屋内などから外に出た際にブラインド演出で画面を真っ白にし、その後真っ黒の画面でロードし、さらに真っ白な画面からブラインドで元に戻すという訳の分からない演出により目がやたらと疲れます。これ点滅も同然です。スクロールもガタガタ。ゲーム内課金システムが入っているのですが、それを簡単に実現するためなのか、セーブデータを他の本体で使えないというのも不便です。PSP→Vitaと移動させてみたかったのに、それもできません。移植のコストを削れるところまで削った結果なのかな、と思わされます。

値段の割にはかなり楽しめたのは確かです。このゲームが気になるっていう趣味の人なら試しにプレイしてみても損はないでしょう。今後もケムコは低価格RPGをPSPなどに出してほしいです。値段的に高望みはしませんが、もうちょっとだけゲーム機向けに調整してもらえれば…。


幻想クロニクル

PSNで今日から配信されているPSP用RPG「幻想クロニクル」を買ってみましたよ。お値段600円で容量は42MBとお手軽です。これも冒険酒場のように携帯アプリからスマホアプリを経て移植されたものです。携帯アプリで大量のB級RPGをリリースしているケムコのゲームで、個人的にこのB級感が好きなものだからたまに買っちゃうんですよね。低価格のDL専用RPGに妙なロマンを感じます。今となってはこういうドット絵でベタベタなRPGってコンシューマではなかなかありませんから。

ちなみにAndroid携帯で同じヒットポイント社のマシンナイトというのをプレイしたことがありますが、同じエンジンを使ってるようであちこち似てます。案外よく動くドット絵や、依頼・装備育成あたりのシステムは全く同じといってもいいぐらい。すごく大味なバランスなんかも似通ってます。画質がなんだかザラザラしてるのが最初ちょっと気になったかな。効果音がおそらく携帯時代と同じなのは残念です。メニューなんかも携帯時代のものを無理やり拡張したみたいで、とても使いやすいとは言えない代物ですね。あとはまあベタベタなRPGで普通に楽しめてます。

しかしケムコのPSP参入第一弾がなんでこの地味なタイトルなんでしょう…。携帯からの移植が珍しかった冒険酒場や、インパクトのある「俺に働けって言われても」あたりがちょっと話題になってましたが、このゲーム全く目立ってませんよね。ぶっちゃけオーラないし。Storeで十数件評価が入っててこっちが安心しちゃいましたよ。Androidだとまさかの基本無料で出ているマシンナイトはDL数が相当あった模様ですし、何らかのインパクトがあってもよかったんじゃないのかな。後発のiOS版が有料になったあたり、色々とアレだったのかもしれませんが…。ケムコはWiiウェアに参入しても最初の2作で終わっちゃったし、コンテンツ不足のVitaですらほとんど目立つことがなかったような。コンテンツの数は凄いものを持っているんだし、こういうB級ゲームたちがコンシューマ機で大活躍するのを見てみたいです。Android、それもうちのレグザフォンじゃゲームやるのきつくて。